<ソロモンの偽証 後編・裁判> 詳しい作品解説は こちらから
前篇の印象は、 3/8のブログ で書かせていただいていま す。
続くこちらも勿論あのトーンで貫かれてます。
熱い新人群、と、味わい深いベテラン群。
今回後編は、証人席に立つことになった人々の個性がハッキリして
より興味深く、それぞれの人となりが表現され、よい画面が多かったです。
いよいよ裁判本番のいわば、やま場ばかりの後編ですので、
ずっと緊張感を待ったまま話は進行していきます。
146分だそうですが、ほとんど長さを感じませんでした。
原作とは違う設定や筋のところも勿論ありましたが、
それはそれとして
成島監督作品「映画・ソロモンの偽証」として完成されていました。
原作よりヨカッタ所は、(読んだ人しかわかんないでしょうが、御免なすって!)
モリリンが証言台に立つこと、と、加害者からの詫び入れに対する彼女の態度。
これは原作にはない設定乍ら、ちょっとだけ胸のすく、そんな気持ちでした。
それと、
これは、小説・映画ともにの感想ですが、
私としては、最初に死んだ柏木卓也が一番気持ち悪い人間だな。。。
皆への「気づきの一駒」の役目をしたかもしれないけど、
この映画からは削られているけど、弟を不気味に思う兄の気持ちが解りマス。
また、前後編とおして、不思議だったのは、
主人公の藤野涼子は、右目からしか落涙しない。。。。!?
どうでもいい事のひとつ、なのですけど、
気になり始めたのは前編半ば以降で、
後編もそのことが気になって、気になって・・・(;^ω^)
前後編合わせると4時間28分。
ぶあつ~い文庫6冊分が、よくこの時間でまとまった、と言うことが
まず驚きですし、
しかも、小説のダイジェストでなく、
映画作品として、立派に独立し成立しているのが凄い~!!!
この映画は前篇後編あわせて、
かなり記憶に残り、ながく話題にのぼる作品だと思います。
これを見る時は、たとえお茶の間でDVDであろうとも、TV放映であろうとも
「よしっ! 観るぞ!」と思ってスタートした方がいいです。
ストーリーが濃い、キャストが素晴らしい、そんな映画だからです。 129
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