年子と私とそして夫 年子育児 51歳の自分探し

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育児書に載ってない育児  1、「平常心」




我が家には1歳6ヶ月離れた男の兄弟がいます。今でこそ年長さんと年少さんになりかなり手がかからなくなりましたが2人がまだ小さい時はいろいろと大変でした。

我が家は下の子が1歳になったころ東京から大阪に引越してきました。2人の育児が一番大変な時期に加え慣れない土地での生活はストレスの連続でした。こんな状態ではいけないと思い親子で楽しめるものを求め、うろうろ放浪してました。そのような中で気づいた気持ちや、楽に育児を考えるコツなどを育児書に載っていない育児として少しずつですが綴っていきたいと思います。

私の友人は縫製関係の仕事をしています。高級婦人服のアトリエに勤めています。そのアトリエでは1人1人の机に「平常心」と書かれた小さい額が置かれているとの事。物作りをする者にとって平常心を保つことは非常に大切との事。心の乱れが商品に大きく影響するとのことです。

この話を聞いた私はたまに小さい紙に平常心と書き冷蔵庫にマグネットではりつけました。それほど育児中の私は平常心を保つことが難しい状態でした。幼子相手に
恐ろしいような言葉を甲高い声でどなりつけてました。冷静になったあとに激しい自己嫌悪におちいるのですが、頭にカっーと血がノボッテいるときはとまらないのです。他人からはおっとりしているなどと言われていた自分が子供が牛乳をこぼしたとかの小さい事でここまで怒ってしまうとは想像がつきませんでした。これではいけない。なにか見つけなければ。と色々探し回ったり出歩いている間に子供は大きくなっていました。

次男が生まれた時にある人に言われました。「3年間は刑務所にはいっているつもりでね。」その時はなんてひどいことを言う人かと思いましたが、事あるごとにこの言葉を思い出したました。刑務所はいつかは出れるのです。出口がみえないような育児もいつかは楽になるのです。その時期は案外早くきてしまうのです。親が子供に世話をやきたくてもそのうちうるさがれます。お母さん、お母さんとたよりにされるのも今だけです。何をいっているか分からない宇宙人言葉も、いやいや星人も今だけです。いつか出口がみえるものです。育児の時の悩みは時間が解決するものが多くあると思います。その時は寝れないほどの悩みでも数年後には笑って話せることが多いです。

育児の大変そうなことばかり書いてしまいましたが育児は基本的には楽しいと思います。しかしそのその楽しみと同じくらいに苦労もあると思います。
その苦労が少しでも楽に、肩の力がぬけるような情報を書いていきたいと思います。

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