茶楽人の茶の湯

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2005年11月08日
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平螺鈿背円鏡



さて、大阪ではビアンチェというイタリアンに行き、少し早いBirthdayのお食事会でした。そして今日は朝から奈良に向かいました。奈良には小学校の修学旅行と学生の時に奈良博で行ったくらいでしょうか。(あっ、年齢ばれます?)

近鉄奈良駅に着き、そこに行くまでの車中からも平城京の復元や発掘作業を眺めながら、そして徒歩で奈良市内を回ることになりました。興福寺、春日大社、ランチはその近くで奈良とは思えない、南仏風の建物でフレンチを頂き、(Wild Frogという赤ワインはメルローとカベルネソーヴィニオンのミックスで私好みのワインでした。)その後、とっても行きたかった奈良国立博物館の正倉院展に行きました。

そう、今日のメインは正倉院展。写真の絵は、平螺鈿背円鏡で2003年11月号の和楽を写したのですが、今年もこの円鏡は出ていました。ポスターはこの円鏡のものもあります。(後で分かったことですが、円鏡と八花鏡とよく似た別の鏡があることが分かりました。今回は八花鏡のようです。円鏡は丸いのですが、八花鏡は八弁のお花のようになっており、まん丸ではありません。)

日本のお宝箱、正倉院は知っていましたが、またしても私の無知を暴露することになりますが、正倉院は聖武天皇の崩御に際し、光明皇后が思い出の品々を収めたのが正倉院なんですね。当然小学校の時に授業で習ったのでしょうが、さっぱり覚えはありません。それにしてもたった一人の天皇だけなのになんて、すばらしいお宝がこれほどたくさん保管されていることでしょう。

奈良から帰る車中、購入した本をあれこれ読んだのですが、1200年もの間、出土品としてではなく、伝世品として守られてきたことが素晴らしいのだということ、また、このお宝たちは国産のものというよりも、シルクロードを渡って海外からやってきたものがほとんど。そして、超ド級の品々で貴族ですら持てないような、そんなお宝の山です。そして、今となっては手に入らない素材や、途絶えた技法などがあって世界中で正倉院にしかない貴重なものもあるとのこと。

この時代、ゲームのひとつが囲碁、その碁局もありましたが、感動したのが碁石である、紅牙撥鏤碁子(コウゲバチルノキシ)、紺牙撥鏤碁子(コンゲバチルノキシ)という白と黒の碁石でなく赤と青のしかも撥鏤(バチル)という技法で花喰鳥の文様の彫ってある碁石。それはそれは美しく、本や図録の写真がなぜこれほど威厳なく、美しくないのかと思うほど、本物のそれは素晴らしいものでした。そしてこの撥鏤という技法が途絶えた技法のようです。

毎年秋に正倉院展は開かれるとのこと。来年も是非行きたいと思います。茶の湯も正倉院に影響されているものが多い。それにしても、茶の湯の時代から考えると天平の古えは更に更に昔のこと。それにも関わらず、海外との交易は今に劣らず、中国、朝鮮半島はいうに及ばず、トルコやアフガニスタン、ミャンマーとつながるのです。

さて、恐らく12月26日あたりにはまた奈良に行くことでしょう。友人の誕生日のお食事会ですから。今日行かれなった部分の奈良に行ってきたいと思います。





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最終更新日  2005年11月09日 00時16分02秒
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