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![]() 『色鉛筆の 赤き粉 の散るが愛しく 寝て削るなり…』 北原白秋 中学の国語の教科書に でていた。 好きで好きで何度も口ずさんでいたら、 いつのまにか覚えてしまった。 きみどり色の芝生に寝転んで、朱色の色鉛筆の色が きれい。きっと晴れていて、にこにこ笑顔しか 浮かばない。 短歌を習うのも五月ぐらいだったような気がする。 ちょうど、教育実習生に 短歌を教えてもらった 記憶があるから。 短歌も、そのままでわかるものと、 解説をみてやっと理解できるものがある。 古文も漢文も、原文じゃ 理解できなくて、解説を 探した。理解したかったから。 大学に入って英詩に出会う。英文だけの原文じゃ理解できなくて、 先生が訳してくれると、やっと理解できた。綺麗だなあと思った。 好きだけど、わからないんだもん。訳してくれると、私でもわかる。 そして、素敵な気持ちになるの。 綺麗なレース編みを見たときのような繊細さとか、すき。 ☆。o○o。.★.。o○o。☆ 雨にぬれたバラがすき? うん、ちょっときれいだね。わたしは濡れてないバラのほうがすき。 バラをよく知らなくて、雨の日も雨に濡らしておくと、 バラは虫や病気に負けてしまって、綺麗に咲かない。 それにやっと気付いて、 雨が降ると、葉や花がぬれないように、軒下にバラの鉢を移動させる。 するとどうだろう、バラは少しずつ、葉を茂らせ、 赤い小さな花をちょんちょんと咲かせはじめるのだ。 赤い命を花咲かせる。 『きみどり色に抱かれて 君が命か洋の赤。』 あ、一句できた! そんな小さな赤い命の力を二輪いただいて、 透明のガラスの花瓶に水を注いで、 テーブルの脇にちょこんと飾る。 白の美しいティーカップ、藍色の絵が描かれている。 そのカップをあたため、 ローズヒップのティーパックを入れて、 お湯をそぞいていく。 湯気がたちこめ、絵の具が水に溶けていくように、 ローズヒップの赤色が、 お湯にとけていく。かおりとともに。 透明なお湯のなかが、新体操のリボンを優雅に回すように、 その赤いリボンは透明な世界をわたし色に包みかえていく。 赤の世界。 六月の梅雨時の朝。窓を解き放つと、湿気が肌に吸い付く。 心地いいより、ちょっと多い水。 白い壁の部屋。こげ茶色のテーブル。 うえには、イギリス色の赤い小さな命が二輪。 水のうえに咲く。 明日には消えてしまう小さな生命力。 花が綺麗だから、部屋に 飾っているんじゃないの。 あなたたちの、生きている力が綺麗だから、近くで 感じていたくて。 わたし、すごく独りぼっちだから。 何かの命に触れていたいの・・・。 ☆。o○o。.★.。o○o。☆ そのちょっと横に、ローズヒップの温かいすっぱい 野性の赤が丸く丸く、 ティーカップの中に。 わたしもいるよ、ここに。 あなたたちを見てる。 私の体のなかにも、 赤色が流れて巡っている、そういえば…。 .。.:*・゜.。.:*・゜.:*・゜.。.:*・゜.。 .:*・゜.。.:*・゜ 最後まで読んで下さって ありがとう。 ~cherchemidiの アドレス帳♪~ |
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