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2010年07月02日

6月に読んだ本～その2～

テーマ：本のある暮らし(4234)

カテゴリ：愛読書

6月の読書メーター
読んだ本の数：23冊
読んだページ数：5167ページ

ペンギン・ハイウェイ
こんな子いないと解っていながらこんな子が自分の子どもだったら可愛くてしょうがないだろうなあと思いながら読みました。少年の成長物語でありちょっと不思議なファンタジーであり哲学的でもありかなり好き。ちょっと切ない感じもいいんですよね。父と子のやりとりがまた素敵。ペンギンも好きだし。竹林とおっぱいも健在で良かった（笑）
読了日：06月29日著者：森見登美彦

富士子島の怪談 (幽BOOKS)
そんなに怖くもなくそこまでの驚きもなく上手くまとまってるかなっていう印象。「あまびえ」はタイトルからも想像出来たけどすごくいや～な感じが伝わりました。私も先生と同じ感覚の持ち主なので。
読了日：06月28日著者：谷一生

どうぶつのおやこ (福音館の幼児絵本)
文字がないところが逆に想像力がかきたてられていい。繊細な絵も素敵で色遣いは派手じゃないのに子どもがとても喜びます。図書館で借りたけどこれは買います。
読了日：06月27日著者：薮内正幸

ナニカアル

読了日：06月27日著者：桐野夏生

オー!ファーザー
前半はゆっくりとした展開だったけど伏線がどうやって回収されていくのか楽しみながら読みました。後半の救出劇は手に汗握りました。何気ない会話がとても絶妙。4人の父親がみんなそれぞれ魅力的。そしてやっぱり伊坂さんの作品に出てくる女性は強いなあ。
読了日：06月25日著者：伊坂幸太郎

死ねばいいのに
インパクトのあるタイトルだけど中身はそれほど強烈ではありません。「死ねばいいのに」って言葉の出方も何だか不自然に感じられてしまったし。展開も犯人も動機も正直途中で解りました。登場人物たちには共感出来なかったです。自分を守ろうとしすぎる人は滑稽だなあとは思ったけどケンヤとあんな風にしか話し合えないっていうのはちょっと稚拙だなあ。「死ねばいいのに」って言われて肯定する人がいなかったのもちょっと不思議（そうしたらもっと怖い展開になるけど6章の衝撃度が落ちるのか）ただ最後の2行はとても良かったです。
読了日：06月22日著者：京極夏彦

おつきさまこんばんは (福音館あかちゃんの絵本)
子どもの読み聞かせに。ネコのシルエットがとても可愛い。にっこりおつきさまに「おうぅ・・・」と反応。
読了日：06月19日著者：林明子

京都怪談おじゃみ (幽BOOKS)
京言葉ってとっても素敵。「おじゃみ」がとてもいい。怖いけどなんか子どもが母を求める思いって凄いなって改めて感じたりして。「増殖」は蚯蚓がものすごく苦手な私にはちょっときつい作品でした。怪談と言いつつやっぱり人間の方が怖いわ～って思います。
読了日：06月19日著者：神狛しず

吉祥寺の朝日奈くん
恋愛の本はあまり読まないけれど中田永一さんはとっても好みです。爽やかででもウィットに富んでいてとっても切なくても心地よい読後感。特に「三角形はこわさないでおく」のキュン度が良かった。表題作にはあっとなったし「うるさいおなか」の乙女心も可愛かったです。
読了日：06月18日著者：中田永一