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2010年08月09日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

8月7日・8日と、立場川の源流を詰めに行きました。

八ヶ岳の赤岳・中岳を源流とする立場川。

地図記載もないので、詰め方は諸先輩方々の口承によるもの。

今回は源流左俣を詰めて、中岳コルに出る予定で歩き始めました。

(スタート7:55→中岳コル到着予定18:00。)

天気は快晴。旭小屋前の立場川。この朝はかなり水量が少なめでした。

旭小屋前

水の澄んだ、美しい川です。

旭小屋を出発してしばらくは広い道があります。

そこからは沢沿いの歩き安いところを選んで歩く、という感じで進みます。

途中、堰堤が2カ所あります。

堰堤

堰堤から暫くは川幅も広く、穏やかな流れです。

が、徐々に川は勇壮さを増してきます。

川の相(下流)

川幅を狭めだし、徐々に急流になってきます。

立場川には大きな滝が2カ所あると言われます。

それほど大きものではありませんが、かなり谷深い渓谷のため、

巻き方が難しいのだそうです。

口承によると「一の滝を右に高巻き、二の滝を左に高巻き」。

…ですが、巻きの難しい所が多く、どれが一の滝なのかがはっきりしません。

一の滝(だと思う)

そんな中、明らかに巻きの必要な場所が。

上部の写真はおそらく一の滝。

木のはしごも何カ所か架かっています。

要注意!

…が、要注意

ロープもはしごも、かなり腐食が進んでいるため、信用しないこと!

迂回路は自分達で探すより他ありません。

沢を上部より眺めたところ。

沢

進んで行くうちに、涼しげな「清流」のような場所も見られるようになってきました。

川を形成している地層が変わってきたなぁ…と。

?

川の浸食により、岩盤がわんぐりと削られています。

縦穴

縦穴のような自然の造形も目に入ってきます。

11:00頃、突然目の前の視界が開けてきました。

木立越しに立場岳が見えました。

沢底より立場岳

底深い沢の中を歩いたせいか、山の姿になんだかホッとしました。

さらに沢を詰めていくと、どうやら青ナギのあたりにさしかかりました。

そこでちょうど正午。お昼の時間です大笑い

沢の巻きに、行きつ戻りつの時間が長いため、気持ちも焦ります。

でもご飯は強い味方!!

体力と同時に心もしっかりと満たしてくれます

お昼食べ、また元気に歩き出します。

滝

数々の流れを越えていくと、聞いていた通り、左岸に洞窟ありました。

赤ペンキで「穴山」と書いてあります。

たぶん地籍が「玉川の穴山」?

ここを通った方の休憩やビバークにも使われているようです。

洞窟(穴山)

かなりの広さのある洞窟でした。

沢底より青ナギを仰ぐ

13:30頃、青ナギの真下に到着。

上から見た姿とまた違い、迫り来る岩

迫力満点でした。

さて、今まではどうにか滝の周辺を巻きながら進んできましたが、

いよいよ巻くことのできない滝と出会います。

腰までつかる

滝壺に入り、荷物手渡しで超えます。

水量は減りつつあるものの、川幅はますます狭くなり、

両岸の岩壁がさらに近くに迫ってきています。

…と、目の前に洞穴と思われる岩壁が。

上部では二つに分かれているものの、中を覗くと真っ暗です。

二の滝入り口部

この洞窟の先に、いよいよ登場!

二の滝です。

高低落差約4m程。この滝は「左へ高巻き」とのアドバイス。

迂回路を探すと、50mほど下流の左岸にロープの垂れた岩壁がありました。

二の滝迂回路

高さは約20m。

写真の白い岩壁部分を慎重に登ります。

…が、登り終えたところで、時刻は14:40を回っていました。

このまま沢を詰めて中岳コルへの到着時間を考えても19:00以降になるであろう…

予定では、この左岸崖上部を進み、もう一度沢へ降りる、とのこと。

でも「沢に降りる確かな場所はないので、自力で降りられそうなところを探す」

とのことでした。

結局、時間切れと判断。阿弥陀岳南稜へ出ることにしました。

約2200mから2564m。

青ナギを左後方に350m超の直登。

途中2頭のカモシカがこちらを振り返りながら、前へと進んで行きました。

直登の峰より青ナギ

15:37。南稜ピークより南西側のピークに到着。

直登尾根より青ナギ

沢音を遠くに聞き、「あー、こんなに登ってきたんだ」と感慨ひとしお。

目の前には権現岳、キレット、西岳…

はるか遠くには富士山が雲をたなびかせています。

ここから尾根歩き。

尾根歩き

アサギマダラの優雅な姿も見られました。

アサギマダラ

植物や景色を眺めながら、いよいよ阿弥陀岳南稜の通称「とよ」へ。

阿弥陀南稜

とよ上部より

実は、若干の高所恐怖症それに加え疲れも出始めています。

「私はどうして山に登るんだろう…」

なんて、不思議な疑問を心の中で繰り返していました。

そして阿弥陀岳山頂へ!

硫黄岳・横岳・赤岳・富士山

主峰赤岳を始め、大好きな山々の壮大なる眺めに、涙がホロリ号泣

阿弥陀山頂より諏訪湖

夕日に照り映える諏訪湖。空の青と雲の白。

あまりの美しさに言葉もありません。

今日詰められなかった立場川も山頂から眺めます。

立場源流を望む

また詰めるのかな…いや、もう入らない?!

どうなるのかな…ぽっ

阿弥陀岳山頂発は18:00。

疲れもピークに達していたので、ゆっくり下山します。

ここでケガをしたのでは、元も子もない。。。

よく知っている道程だからからこそ、今まで以上に慎重に下山です。

中岳コル付近。

夕日を浴びて真っ赤に染まる赤岳を見ました。

まさに赤岳!

行者小屋到着はほぼ予定通りの19:05。 

行者小屋で食べたご飯の美味しかったこと!

自然の脅威や壮大さ、畏敬の念を新たにした山行でした。

こうして写真にすると気軽になってしまうのですが、侮ることなかれ。 

決して気軽に入ることのできない立場川源流です。

十分な装備や知識、体力、天候、仲間に恵まれての沢登り…

こんな機会や運に恵まれたことに感謝しつつ、またさらに良い山行ができるよう、

体を鍛え、勉強していきたいと思います。






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最終更新日  2010年08月09日 21時38分59秒 コメント(6) | コメントを書く


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