今日は、とある私のきもの師匠に連れられ、京都のきもの問屋さんへ出かけてきました。
問屋さんって、よく「本町の問屋で安く買った~~」とかいう話を聞きますけど、
ああいう問屋さんは本当の問屋さんではなく、
ほんまの問屋さんって、一般消費者ではなく、デパートや小売店と取引をしています。
通常、問屋は一般消費者が入ることはできないのです。
でも、今日はきもの師匠のコネで、
なーんの関係もないハム吉が問屋さんに潜入することができました!
いやー、おもしろかったです。
もぅ、どうおもしろいってほんとこのブログには書ききれないのですが、
「あぁ、問屋さんなんやなぁ」
と実感することが多々ありました。
まず、数百万するような反物がゴロゴロ転がってます。
呉服屋などでは、桐箱などに入ってうやうやしく出されるような品物がんもぅそこらへんにうじゃうじゃ!なんです。(笑)
滅多に見られないものもあり、アドレナリンが多量に分泌されました。
さらに、やっぱ業者相手に商売しているせいか、取り引きのスケールもでかい!
さっきまで山のようにあった反物が、次に見てみるとごっそりなくなっていたり。
どなたかのお店(もしくはデパート)が持っていってしまったようです。
また、おもしろかったのが、問屋さんのそろばん。
問屋さんはいろんなお店に卸しているわけですが、
当然お客(お店)によって売る値段は変わります。
たくさん買ってくれたら安くなるし、取り引き実績や、
現金で買うのか、手形で買うのか、それとも商品を貸すのか・・でも
値段が変わるようなのですが、
お客(お店)にそういう「なんぼで売るか・・」って計算をわからなくするために
ちょっと変わったそろばんを使っていました。
それがこちら↓↓
玉が5つあります。
そろばんのやりかたって忘れたので、あんまりよぅわからんのですが(^_^;
玉が5つあることで、相手から見ると値段がわからなくなるらしい。
問屋専用のそろばんってのがあるんですね。
ちなみに普通のそろばんはこちら↓
玉は4つです。
私は夏のきもので正絹は1枚も持っていなかったため、
この機会に誂えてみることにしました。
問屋さんも「最初に1枚持つなら、こういうのは?」と初めて向きのきものを勧めてくれました。
絽の江戸小紋です。両面柄があって、片面は鮫。片面は南天です。
南天って、「難を転ずる」っていうゴロ合わせ的な意味もあり、
ハム吉の大好きな柄。
紋を入れずにカジュアルに着よう!と思い、それに決めました。
で、ここで問屋さんらしいなぁ~って思ったのは、
問屋の方が 「なんぼやったら買う?」
っておっしゃったことです。
普通、一般消費者向けの小売店ではありえない言葉ですね。(笑)
問屋ならではのお言葉だなぁーとおもしろかったです。
ここで具体的に値段を言ってしまってはこちらの負け。
師匠が 「安~うしたって。」
と応戦してくれました。
で、携帯についている小さな計算機で計算。
(やはり、こちらに金額が見えないように計算してました)
「こんなもんでえぇやろ。」と金額を提示。
いろいろ反物、高いものから安いものまで見せていただいたのですが、
けっこう問屋さんって「○○万くらい」と 「くらい」
をおっしゃいます。
問屋に置いてある商品には全て値札がありません。
普段でかい取り引きしてはるのやろうし、相手によって値段も変わるから、
明確に「○○万○千円」と決まっているわけではないので、
どうしても 「くらい」
になってしまうんでしょうね。
こちらが 「そのくらい」
の値段で納得したら、「じゃ、○○円で。」と金額が確定。
結局3万程度で落ち着き、きものに合いそうな帯も安いのを見繕ってもらいお買い上げ。
わずかな額の買い物やったのですけど、師匠も問屋のおっちゃんも
いろいろな反物触らせてくれたり、説明してくれたりして
非常に勉強になりました。結局4時間以上は問屋に滞在。
勉強したことがいっぱいありすぎて、脳が飽和状態です。
師匠とは、問屋さんの次にも京都きもの行脚の旅をしてきました。
書ききれないので、続きはまた明日のブログにて。。
第8回きもの文化検定、パンフ見ました 2013年06月14日