先日、とある大学まで正倉院の染織の勉強会に参加してきました。日本きもの学会の会員は少し安く受講できます♪
行ってみるとほとんど50~60代の人がいましたが、
チラホラ私よりも若い20代くらいの人や、同年代の方々も。年配の外国人女性も3人ほどいました。
たぶんめっちゃ日本好きの人なのかな~。
受講前、ちょうど昼すぎだったもんで、私はものすごい睡魔におそわれてまして、
「あかん・・今日の講義寝てしまうかも・・」と思っていたのですが、
始まってしまえばとても興味深く、90分寝ずに(笑)聴くことができました。
正倉院のお宝の整理や保存の仕事を長年してこられた方でして、
たくさんの服や布、旗などをどう整理して、長く保存するために試行錯誤を重ねておられたのかが
よくわかりました。
染織は傷みやすいので(畳んだときの折り筋から切れてきたり・・)、
原型をとどめているもの、原型をとどめていないもを分類。
原型をとどめていないものの中でも、布切れの大きさによって分類して、
最後はふるいにかけて糸くず状態のものまできちんと保管してあるようで、
それにはびっくりでした。
その糸くず状態のものを集めた箱の写真もみせていただきましたが、
一見ゴミの山。
でも、ゴミじゃなくてその1つ1つが聖武天皇のゆかりのものなんですよねぇ・・・。
正倉院で大事に保管されている衣服でさえこういう状態になってしまうのだから、
私の大事にしているあの着物も、あの着物も、
いつか塵と化してしまうんでしょうねぇ、と思いました。(^_^;)
ほんでまたその、糸くず状態の布のかけら状態のものを、またほぐして
和紙に張って保存したりもしてました。
うわー、こんな面倒くさいこともするんだ~と思っちゃいましたが。
また、保存だけでなく、いかに見やすくするかも課題のようで、
ガラスで布をはさんで保存する、という試みもされたようです。
和紙に貼っちゃうと、布の裏が見えないけど、ガラスだと布の両面が見えるので。
でも、これだとガラスの結露がひどく、カビだらけになったりするので、
今はちょっと違う方法で保存されているようです。
あぁ~、めっちゃ試行錯誤状態なんだなぁって思いました。
正倉院のお宝を保存・維持していくために、
がんばって働いておられる方がいたんですね。
それすら考えたことなかったなぁ。
なかなかこういう話しを聞く機会は今後もないと思うし、良かったです。