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「恐れないで、ただ信じていなさい。」
(マルコ5:36)
会堂管理者ヤイロはイエスさまに助けを求めた。
まだ12歳の娘が病気で死にそうだったから。
イエスさまは道を急いだ。
ところが、途中ヤイロの家から使いの者が来た。
娘はもう息を引き取ったという知らせをもって。
失望するヤイロにイエスさまは告げる。
「恐れないで、ただ信じていなさい。」と。
家に到着すると、
多くの人が泣き叫び、取り乱していた。
そんな人々を前にイエスさまは言う。
「なぜ取り乱して泣くのですか。
子どもは眠っているのです。」と。
人々はあざ笑う。
しかしイエスさまは、父母と弟子だけを連れて娘の部屋に入る。
「少女よ。起きなさい!」
するとすぐさま娘は起きあがり、歩き出した。
聖書 マルコによる福音書5:21~24,35~43 (要約)
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死は暴力。
決定的な力がそこにある。
死はそれだけで人を黙らせてしまう。
死を前に、人は泣きわめくしかない。
しかもどんなに泣きわめいても無力感だけが残る。
しかしイエスさまには、
人には見えないものが見えていた。
立ちはだかる死を前に
「恐れるな。ただ信じていなさい。」
イエスさまだけは、そう言えた。
イエスさまに見えていたもの。
それは「希望」
そしてこの「希望」は、奇跡を起こす。
この希望には、
死という決定的な壁をも打ち破る力がある。
そう、信じるなら。信じ続けるなら。
娘の父母は信じた。
そして、部屋に招かれ奇跡を見た。
イエスさまだけが持つ復活の力を信じるなら、
私たちは「死」を前にしてさえ、
希望を失うことはない。
「恐れないでただ信じていなさい。」
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主人がお話しの中で、
以前日本の教会で牧師をしていた頃に
司式した葬儀での出来事を話してくれた。
亡くなられた方はご年配の男性、
娘さん家族が信仰を持たれていて、
病床のお父さんのためにいつも祈っていたので、
神さまはその祈りを聞かれ、
亡くなる少し前に信仰を持つに至った。
葬儀が終わり、
最後のお別れをするときに、
娘さんは棺に横たわるお父さんに言ったという。
「またね!」
母のことも思い出す。
最後まで、生きる希望と天国の希望と
両方を持ち続けていた。
実際奇跡が起き、病気が癒される人もいる。
病気が癒されず、亡くなる人もいる。でも、とちらもその人の「希望」を奪い取ることはできない。
それは信じる人にイエスさまが与えて下さった贈り物だから。
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