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2008年07月14日
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マスメディアに対する信頼性というものは現在低いと考えている人が多いと思います。

現に、毎日新聞の英語版で、下劣な記事を事実として垂れ流し続けていたという万死に値するような事をやっておきながら、それに対する反省も自覚も皆無としか考えられない対応を見せて、しょせんマスメディアも単なる利権構造に陥っているだけだと。

諦めと嘲りの気分を感じた人は多いのではないでしょうか。


いわゆる食料品の産地偽装や、消費期限偽装といったような事件が立て続けにおきていますが、偽造という重大な犯罪に対して、その企業が倒産する勢いで調べ上げ糾弾し不正を暴こうという姿勢をみせながら、同じように重大な犯罪である偽造情報という事に対しては、あまりにも甘いのではないか。

少なくとも、説明責任を果たすまで、相手が逆切れするところまで追い詰めない事には、犯罪の大小や重大性によって、取材態度を決めるのではなく、相手が何やっても大丈夫と思える程度の相手(企業規模)には徹底取材をかけ、あまりきっちりやると後々面倒な事になる相手であるとか、身内には甘いという風に思われることは必然でしょう。

個人的には、いつもメディア内の不祥事が起きたときは、全てのメディアの中で問題を起こした当時社こそが一番大げさとも思われるくらいの規模で、問題点をあまねく提示し、特集を組むべきだと思っています。
不可能に決まっていますけども。


他にもマスに関しての問題はいくらでも思いつきますが、本著は個々の問題というよりは、システムの問題としてのマスコミのマスゴミ扱いに力点がおかれています。

単純化すると、問題は大きく2つ。



これがあるから、マスゴミ扱いになってしまうと。

序章  マスゴミになってしまったマスメディア
第1章 政府・企業によってがんじがらめの日本のマスメディアの状況
第2章 さらなる強化が懸念される表現の自由の制約
第3章 放送・通信の内容規制が行われる通信・放送の融合法制
第4章 システム改善への展望

こういった形になっていますが、ほとんどが1章に費やされています。

政府や広告代理店のいいなりになってしまうという構造であるとか、記者クラブ制などなど、一般的にもある程度知られている事を、それにまつわる問題点を具体例を混ぜたりして解説という形ですね。

利権構造でずぶずぶといって、マスメディアを攻めるだけではなく、政府からの圧力をダイレクトに受ける構造にこそ問題があると言う力点ですね。

これは、表現の自由の重要性ということで繰り返されますが。


表現の自由の問題は重要であると思いますし、それこそ戦ってでも守られなければいけないと感上げていますが、本のタイトルと中身との乖離を感じたのが全体の感想でしょうか。



たしかに、中でも記者と経営者の立場の違いから経営者という権力が圧力になってというのもありますが、それにしても、報道という立場が、自分の事は棚に上げてという形で報道している姿にも、もう少し力点を置いてもらわないと、表現の自由が軽くなってしまうような感覚に陥ってしまったりも。

片手落ちとまではいいませんが、マスゴミ問題は権力からのシステムだけではないアプローチも多々絡めて行かないと、説得力が弱まってしまうなというのが正直な感想ですかね、利権構造をもう一度改めて整理するにはいいんですが。

一応、システムの問題の方に力点をおいて書くと最初に断りがありますけども、それでもなぁと。

マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか





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最終更新日  2008年07月14日 21時23分15秒
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