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2008年09月15日
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アジアの3つの大国である中国、インド、日本この3国の発展や対立もろもろの事をかなり客観的に、それでいて的を得ていると思える分析を見せている書であると思えるものです。

どうしても、それぞれの中側にいる人間は、なにがしか自分に都合のいい面を強調したくなったり、中にいるからこそ見えにくくなってしまっているものを抱えていたりします。

そういったものを外部の人間は客観的に判断できたりするものですが、逆に外部の、欧米人にとってアジアはわかりにくい部分を多く抱え、中途半端な知識であるとか大いなる偏見などで、的外れな指摘に終始してしまったりする場合があります。

しかし、本書はかなりしっかりと分析し、それぞれの立場の言い分を理解し、その上でそれぞれの言い分のおかしな点はしっかりと指摘するというスタイルをとっているため、説得力の高いものに感じられます。

それぞれの、功罪共に指摘しているので、日本としてはあまり面白くない部分もしっかり書かれてはいますが、逆に中国の捏造体質も指摘しているので、きちんとそういうことは知られているのだという安心感もまた与えてくれたりはします。

第1章 アジアの新パワーゲーム
第2章 アジア創造
第3章 中国 世界の中心の国、問題の中心
第4章 日本 パワフル、脆弱、老齢化

第6章 環境問題 中国・インドの成長の壁
第7章 横たわる歴史問題
第8章 発火点と危険地帯
第9章 アジアのドラマ

私の読書傾向というか、ブログに書くために読む国際関係ネタのもの、特に中国に関係するものは、少しでも中国の危険性を強調するためのプチプロバガンタとして、たまたま何かの間違いで目にする人にサブリミナル効果でも与えればいいかなというような考えで書いていますが、この本はそういうことを抜きにして面白く、大いに薦められると感じられますね。

やはり、基本的にそれぞれの国は仲が悪いということを理解し、だから戦争でも何でもぶちまけろ!というのではなく、どうすればそういった条件で平和に暮らせるようになるのかというのを探る意味で理解の助けになると思いますし、政治家あたりこそ読んでもらって、真の意味で国益(この国で安心して暮らせるような体制の維持を邁進する)を考えてもらいたいと。


客観的に書かれている分だけ、逆にもうちょっと日本の置かれている状況の大変さを強調してくれよとか思ってしまったりはしましたけどもね。

アジア三国志





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最終更新日  2008年09月15日 21時42分02秒
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