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2009年03月14日
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現在日本の政治が混迷しているという事は、今更という感じがしますが、混迷がある種の諦めにつながるという流れは何度も繰り返しすぎていて馬鹿らしくなるくらいであるというのが私の感想でしょうか。

私は積極的な自民党支持者でも何でもありません。

しかしながら、じゃあ民主党に任せてみるのも一つの手なのではないかと安易に考えられないくらい民主党という存在に対して信頼できないものも感じています。

まぁ政治家なんてろくなものじゃないみたいに言いきる事もできるのでしょうけども、それで終わらせると日本は終わってしまう部分も出てくるので、困るのですが。

民主党に任せてみて、ダメならばまた選挙でダメだとすればいいのではないかという考え方も理解はできます。

というか、個人的に自民党政権が維持できなくなり政権交代をした後に、本当の意味で政界再編でも起こり、旧来とは違うシステムが構築されるようなスクラップ・アンド・ビルドがあるのならば、それを梃子にしてもいいのではないかと思えるのですが、残念ながらスクラップ・アンド・スクラップしかなさそうだよなというのがね。

本当ならば単純に政権交代が成功して、新たに任せられるのならばそれにこしたことはないのですが、それが民主党というのがあまりにも心もとないというか。

現在大騒動になっている党首である小沢一郎の金銭疑惑が持ち上がると、それまで自民党に対しては、説明責任というものを突きつけ続けたはずの民主党が、説明責任を果たすよりも前に、陰謀論を持ち出してきた事は、多くの国民が総突っ込みしたはずです。

こういった事が今回初めてであればいいのですが、とにかく民主党のここの所の印象はチャンスをピンチに変える天才だという事でしょうか。



そして、結局批判のための批判しかしておらず、自民党と対立関係という状況でしか存在感がないではないかという事でしょうか。

野党根性とでもいうのか、本気で与党になってしまったらばかえって困るから時々わざと自滅しているのではないかとすら思えてしまうのは穿った見方なんですが。

信頼性の低さという意味では、結局民主党の軸が分からないという事がありますね。

しょせん寄せ集めにすぎないというのは民主党自身も自覚しているようで、もともとの出発点が違うためにガチに論戦したらば絶対に分裂するというようなタブーは触れないようにしているのはよく分かりますし、反自民以外のものが未だに見えないですしね。


本書は元民主党の事務局長であり、内側から民主党を知っていて、だからこそ民主党の問題点を突いてくるものですが、多くはここ10年間の政治の流れというか、政党ができてはつぶれ、どこどこがくっついたりしたかというものをまとめているものになり、政治政策うんぬんよりも、結局政治的な数の論理でくっついたりなんだりという、きな臭い話に終始しているなと。

おかげで、じゃあ民主党って何をしたいの?というと何も分からないと。

分かった事は、民主党の選挙は風任せで自民党が自滅した時に票を伸ばしている事に過ぎないという事と、組織的な弱さという事だけでしょうか。

著者も中であえて厳しい書き方をしたとありましたが、厳しさというものを受け止められないのが民主党なのかなとも思えますね。

少なくとも今回の小沢党首の問題で民主党に追い風になるような要素はぶっ壊れたわけであり、追い風が吹かない状況でどうするかというのが今後を占いそうだなと。

ひょっとしたらば、またもや分裂したりなんだりするのかとか、まぁ分かりませんけどもね。


1 野望と野合の10年 結成前夜から小沢時代まで

3 「5勝1敗2分」の通信簿 選挙
4 「寄り合い所帯」を解剖する 主要人物・グループ図鑑
5 バックにいるのは誰か 機構・地方組織・資金力
6 あらためて理念と政策を検証する 公約・マニフェスト

1が本書の半分の100pくらいを占めているのに対し、6が20P程度というのが、政権を獲っていないから成果を検証するという事ができないというだけではなく、実は中身が抽象的でしかないからというのが非常に問題というか、情けないというか。



私はよくもまぁいろんな政党が短命だったものだという意味では楽しめたといえば楽しめましたけどもね(楽しんじゃいけないんだが)

民主党





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最終更新日  2009年03月14日 17時56分59秒
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