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2009年11月03日
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副題が「みんなをより幸せにするための論理」というものです。

幸福という考え方は、人それぞれにあるでしょうし、そのための基準というものも個々人によってある程度決まっているでしょう。

金銭的なものであったり、自由や平等やら安全やらとかく曖昧模糊とはしていながらも似通った単語が使われる事が多いとは思います。

個人的な幸せというものは、本当に千差万別ですが、そのための社会構造はどうあるべきかとなると、もう少し限定された形で考えられるのが普通です。

しかし、今現在これを真正面から語ろうとすると、はっきりした答えが出てきません。

単なる感情論のぶつかり合いに終始してしまい、意見対立があまりにも幸せから程遠いものにしかならない場合が多いですね。

結局、はっきりした論理があるのではなく、剥き出しの感情論という論理性の低いものばかりをぶつけているからというのが、1つの結論だと思います。

感情論の真逆にあたる論理というのものは何になるか、それは数学的論理であるというのが、本書の前提条件です。

感情論は明確な定義をつけられないし、反論を受けるにしても間違いを認めないという感情で破壊する事ができます。



本書は経済学とは本来、人間が幸せになる条件というのはどういう事なんだろうと考える学問であり、その理論を成り立たせるためには数学的な証明が必要であり、だからこそその論理に穴があろうとも、一定の意味があり、応用して取り入れる事が可能であるという事を示そうと言う意図を強く感じる1冊になっています。

一応、数学的な思考をメインにしていますが、私のような語学と社会科系の知識に大幅に劣る文系人間でも大枠は理解できる形になっています。

数式が出てきますが、ダメだと思えばスルーしても大丈夫な形になっていますから。

経済学が金銭にまつわるきな臭い学問であるという偏見を持った人は、偏見を取り払う事はできるのではないかとは思いますが、読んで一応の理解をする事と、理解した上でしっかりと記憶する事に成功するのは大きな違いがあるだろうなと、自分の残念な記憶力を省みてしまったり。

きちんと覚えておけば今後の役にたちそうなんですけどもねぇ。

序 章 幸福や平等や自由をどう考えたらいいか
第1章 幸福をどう考えるか ピグーの理論
第2章 公平をどう考えるか ハルサーニの理論
第3章 自由をどう考えるか センの理論
第4章 平等をどう考えるか ギルボアの理論
第5章 正義をどう考えるか ロールズの理論

終 章 何が、幸福や平等や自由を阻むのか 社会統合と階級の固着性

使える!経済学の考え方





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最終更新日  2009年11月03日 14時36分33秒
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