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2010年03月19日
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カテゴリ: 読書 小説
ようやく源氏物語読み終わりました。

一番の感想は長かったになってしまいますな(苦笑)

五巻に集力されているのは
早蕨
寄生
東屋
浮舟
蜻蛉
手習


とにかく、後半にかけて浮舟という登場人物がメインといってもいいですし、なにかと印象に残りますね。

というのも、東国(常陸の国)で育った娘という事が非常に強調され、田舎育ち扱いが半端ない。

平安時代ですから、そういうものだというのも解りますし、逆にこの時代にこっち側の地名が出るだけでも驚きではあるのですが、東国しか縁がない身としては、散々な言われように何だかなぁと思ってしまったり(筑波山当たりの事を田舎扱いされても関係ないといけば関係ないですが)


全体としての感想も。

とにかく、長かったですね。

谷崎潤一郎訳は、古文のテーストをそのままにするという形の現代語訳ですので、現代語として理解できるという以外は完全に古文を読む感覚ですし、とにかく主語がはっきり書かれないですし、登場人物も名前で書かれない(当時の風習から考えれば本名を知られるとそれだけで支配されるような扱いになるとか、言霊的な問題とかあるんでしょうが)とにかく、混乱をきたす事多々ありですね。

正直、かなり勘違いしたままであるとか、把握しきれないまま読み進めていたと思います(気にしていたらば先にすすまなすぎるので、開き直っていたので)

ですので、もはや美しい日本語の響きに触れる事そのものがメインになっているような気もしますね。

とりあえず、解説などを読み一応の大まかな流れを知る事は出来たので、細かい部分は記憶しきれていないとはいえ良かったのかなと。

何となく、もっていた源氏物語の表層的なイメージである、イケメンが女に不自由しないで、多種多様な萌キャラとウハウハというのも、あるにはありましたが、全くそれだけではなく、権力争いに巻き込まれてみたり、その影響でいろいろと動いてみたり、光源氏は晩年は因果応報になっているし、主役だと思っていた光源氏は途中で死ぬしと、現代でも通用するだけの要素が詰められていた作品である事は間違いはなかったんだなと。

あとは、和歌が頻繁に挟まれますが、和歌には何重にも意味を込めてみたり、元ネタ知らない人にはわけがわからないように使ってみたりとかは、日本人の感覚ってこういうものが綿々と続いてきているんだなって。


潤一郎訳源氏物語(巻5)





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最終更新日  2010年03月19日 21時11分22秒
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