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2010年07月14日
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経済学者として懺悔の書とも言える「資本主義はなぜ自壊したか」を書いた著者の最新作となります。

ある意味、非常に分かりやすい形でアメリカ型合理主義にかぶれた後を見せたと思います(笑)

現在の資本主義が欧米の近代合理主義をベースに作られ、その合理主義そのものの暴走。

前提としてある合理的経済人という存在そのものがあまりにも現実と乖離しているという問題が浮き彫りになった昨今、日本は近代合理主義という欧米の価値観を輸入し、どこか違和感を感じながらも、信じてついてきた結果今のグローバル規模のクラッシュに巻き込まれてしまったと。

その混迷を乗り切るためには、日本人は日本人としてのルーツに立ち返り、綿々と続いている日本人の価値観、日本人として形成してきている文化を学び直し、独自性を取り戻す必要性にせまられていると。

そもそも、日本という国は島国という特性を生かし、外国の最先端と言われる文化を輸入し、取り込み日本で独自進化させて取り込むという日本化をしてやってきた歴史があり、明治維新以降、この日本化が出来なくなってきた事が、現在の閉塞感に繋がるというものですね。

私はこの手の主張に多く目を通していますし、実際に著書の中で参考文献として扱われている書ですでに目を通したものもあったので、目新しさは一切感じる事は無く、ある程度知識の再確認作業とでもいいものになってしまっていますが、日本人は日本人としてルーツ、歴史を学ぶ必要性が重要であるという考え方には今後どんどんあふれてくる必要性を感じます。

特に、黒船以降の欧米に追い付き追い越せという和魂洋才であるとか、敗戦後のアメリカ主導の日本の自虐史観の植え付けにより、日本人が日本のよさを具体的に示す事が出来なくなってきた事は大きな問題であると。

自虐史観からの脱却というと、必ず日本人はアジアに迷惑をかけたから、という偏った考え方だけで暴走するような人もいますが、戦争は戦争、日本人の存在を全否定するような教育をする必要性はどこにもないわけですね。(まぁ日本人のメンタリティとして自画自賛というものが、あまりお行儀がよろしくないというようにかんじてしまうものが、こういった自虐史観と親和性が高いというのも、現在の残念な歴史教育に結び付きやすかったとは思いますが)



実際に市場原理主義の暴走を止める事ができるかどうかは分かりませんが(本当の意味で殺し合いにまで発展して止まる可能性はありますが)一度暴走に対してストップするには、分かりやすい時期ではあると思います。

その中で日本はもう一度、かつて遣唐使を廃止して国風文化を発展させたように、今一度日本化という作業に取り掛かるべきなのではないかと。

それなしに、一億総中流という平和で安全であった日本という独自文化に基づいた社会への回帰とまで行かなくても、平和で安全な国という、日本人であれば当たり前にあった価値観は崩れていくでしょうと。

私の独自解釈は、今の日本は移民を受け入れようとか、外国人にも生活保護を与えてまで日本にいさせようとか、外国人にも子供手当を支給しようとかそういったものを全部捨て去り、日本人が日本人としての独自性を取り戻す期間として、真逆の方向性に向かうのがいいのではないかと。


序 章 「根なし草」になった?日本人
第1章 日本はなぜ“成功”したのか
第2章 日本はなぜ“失敗”したのか
第3章 グローバル資本主義に翻弄される日本
第4章 西洋的価値観の何が問題なのか
第5章 日本は世界に対して何ができるのか
第6章 若い人たちへの提言 日本は変えられる





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最終更新日  2010年07月14日 21時15分03秒
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