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2010年09月24日
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日本は海を挟んだ隣国に中国、ロシアと強国思想を持つ巨大国家と接しています。

領土問題は、日本ではどうしても地続きの国境というものがないために、一般的に脅威を感じる人が少ないというか、政治家がアホすぎるとか、とにかく海に囲まれた島国という思考が領土と言うものに対して希薄になってしまう難点がありすぎたりします。

隣国に対して過度に警戒する必要性はないかもしれませんが、基本的に隣国とは領土というものが絡む事が必然であるだけに、出方を理解しておく必要はあるでしょう。

中国に関しては、恫喝国家である事は、尖閣諸島の領土問題で圧力をかけ、日本政府を簡単に屈服させた事でも明らかに分かりやすすぎると思います。

国民全部をキチガイヤクザと認識する必要性はありませんが、共産党政府は基本的にヤクザであると認識しておく必要があるでしょう。

共産党独裁国家を保つために日本人を犠牲にする事なんて簡単だと思っているでしょうし、そう警戒しておく必要はあるでしょう。

ソ連邦の崩壊により冷戦構造という米ソ二強構造でなくなり、資本主義経済にショック療法で大転換したロシアは、かつてのように脅威論は薄くなっているというか、どうにも一度没落したイメージにより、強国という事を忘れがちになってしまっているのではないかなと思ったりします。

少なくとも90年代は地獄を見た国家でありますし、ショック療法は単に無法地帯化した部分が多々ありました。

資本主義が絶対に素晴らしいという幻想ゆえの事だったんですけどもね(苦笑)



もっとも、資源に頼りすぎて、リーマンショックでは随分と吹っ飛びはしましたが、世界全体で吹っ飛んだんでね・・・。

本著は現役外交官によるプーチン以降のロシアを読み解く方法として、ロシア独自のゲームのルールに着目し、それによりロシアを理解できるという立場の1冊になっています。

プーチンは恐らく現在世界でも一番コワモテで強権の独裁者というイメージが強いと思います。

実際にKGB上がりですから、本気で怖いという部分はあるんですけどもね。

しかし、独裁者でありながら、無法を働いているかと言うと、そうではなく、表向きは遵法精神を持っているというか、自分は法律家であるとしているのですね。

独裁的な力をもってして何をしているかと言うと、強いロシアの復活という国家のために働いていると。

では、ロシアのゲームのルールとは何かというと、政治家は政治を、企業家は金儲けをするのは勝手だが政治分野に野心を持つなという徹底した分業思考ですね。

なんとなく、こういう考え方は信長を彷彿とさせますが。

そして、全てにおいて適用されるルールは「正しく納税せよ!」「国家の発展に貢献せよ」であると。

このルールを軸に分析しているわけですね。

ロシアはまだまだ日本と比べると自由に制限がありますし、正直怖い部分が多々あります。



正しく納税しない人が首相になったり、国家の発展どころか、売国しか考えない政治家ばかりにしか映りませんから。

そして、このルールを強固に守ろうとするロシアと、自分の国の領土での犯罪も圧力に屈して簡単に放免してしまうような日本では領土問題は解決しない事は決まったなと。

北方領土を返せと言っても、もう絶対に聞き入れられないなって本気で思ったり。

興味深い分析でしたが、ロシアは日本に対してどういう戦略を獲ってくるのかは、もう少し読みたかったかなと言うのはありますかね。

あくまでもロシアに力点を置いているので、日本との絡みという観点は緩くしたんでしょうが。




第1章 無い制 与えられた職務に専念せよ
  1 権力の継承
  2 大統領の権威
  3 政策決定過程
  4 クレムリンの迷い

第2章 外交 多極主義と実利主義
  1 多極主義世界の追求
  2 旧ソ連諸国
  3 アメリカ
  4 ヨーロッパ
  5 アジアと「新世界」

第3章 経済エネルギー 天然資源による国力増強
  1 プーチンのプラン
  2 プーチン政権一期目
  3 プーチン政権二期目
  4 メドヴェージェフ政権=「フェーズ2」
  5 国家とビジネスとの距離

第4章 国民生活 「ロシア的」と「西欧的」の両輪
  1 優先的国家プロジェクト
  2 宗教の復権

終 章 これからのロシア





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最終更新日  2010年09月24日 21時46分00秒
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