だーれんの中国帰国日記~ちゃいなりぃ~

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テーマ: 中国&台湾(3344)
カテゴリ: カテゴリ未分類
二日酔いである。

月曜日午後の授業中、 「兄」 からショートメッセージ。
「兄弟、授業が終わったら10人で九頭鷹に夕食へ行く。望光臨! 兄」

兄は非常に気合が入っていて、授業が終わって身支度をて、後ろに座っていたはずの場所を見るとすでに姿はなく、5階の階段を下りて、外に出るとすでに自転車に乗って待っていた。「デジカメ、持ってる?」と兄。首を横に振ると、残念そうな表情。「じゃあ取りに行ってくる」。

急いで取りに行って戻ると、すでに他のメンバーも集まり、先方を歩いていた。集まったのはすべてクラスメート。班長を含む9人。女6:男3、華やかだ。「今日は何の集まり?」と、一人に聞くと、「グループワークが終わったのと、後はなんだろうね……?」と、はっきりは分からない。ちなみに、私は兄のグループではないし、グループ以外の人も混じっていた。しかし、ともかくも、こうやって誘ってもらえるのは感謝感謝である。

中国では(地域によって多少違うかも知れないが)、通常、こういう集まりでは、誘った側が全額を払う。クラスメートとの食事でも割り勘(中国語でAA級)ということは、学食を使うとき以外はほとんどない。

とは言っても、個人差もありながら、「遠慮」というのも当然存在する。たとえば、以前、兄が今回と同じような形で、食事を誘ったときには、班長は激しく固辞し、自分が払うといってきかなかった。この時は、ならば私が払うといって、争ったのだが、自分から誘ったのでないのに、精算だけすると(特に私のような外国人の場合)、かえって彼らの面子をつぶすこともあり、そのさじ加減は意外と難しい。

しかし、今回はその班長も初めからごちそうになることで話がついていた。なんか納得するような口説きをしたはずだが、それが何なのかは分からない。



兄は以前、公安養成学校の先生として働いていたから、他の学生に比べればお金はあるだろうが、それでも子供もいて余裕はないはずだ。私は、兄が注文の途中で、前回やはりこの店で皆をおごってくれた際のレシートを見て注文の参考にしている姿を見て、ちょっと悪いなー、と思った。

しかし、そんなことを考えている暇もなく宴会はさっそく始まった。

「白酒、飲もうな!」

おごられる身で兄にこう言われたら、私は素直にハイとうなづくしかなかった。

そして兄が白酒と言ったら、北京の名産「二鍋頭」である。安くて度数は高い庶民のお酒。聞いて驚くことなかれ56度である。500mlで市場価格7元(約91円)。

しかも、兄は女性陣には、「何、飲む?」と質問。私に対する態度とは違うのだ。そして、皆、「コーラ」「オレンジジュース」を注文。

また、もう一人の男子学生は、「俺は飲めないからビールで。」兄もそれを知っているから、「仕方ないな」とそれを許可。すると、女性陣のなかの一人が、「あっ、ビール飲むんだ」と嬉しそうな表情。そう、彼女は飲める女性。「じゃあコップをもうひとつもらおう」と私。

しかし、56度の白酒500mlを二人で飲むことには変わりがない。こうなったら、まあ、後先を考えても仕方ない。どんと来いだ。

料理が来たところで皆もう勝手にご飯を食べ始めているが、その後、酒の準備が整い、女性陣から、「じゃあ、今日はお兄さんに感謝、乾杯!」と掛け声がかかる。みな立ち上がり、兄は満面の笑みだ。

そして、いろんな会話が始まる。誰々の恋人の話、授業のこと、バイトの話などなど。だが、やはりいつでも欠かせない話題は故郷自慢である。中国は何と言っても広い、日本の26倍だ。9人が集まれば、それぞれに故郷があり、みな文化も習慣も言葉も好きな料理も違う。

ちなみに今回のクラスメートの出身地は、


中国人同士でも、違う地方のことは当然知らないことだらけなので、こういう席では、その地方の名産やら、有名人やら、食べ物の話に花が咲く。私にとっては絶好の勉強の場である。そして、中国人だって中国のことをこんなに知らないんだから、中国理解っていうのは本当に難しいなと改めて思うのである。

こうして話が弾めばもちろん酒も進む。日本なら基本はマイペース、コップの残りが減ればすかさず注いでってな具合だが、ここではそうはいかない。

正しいかどうかの確証はないが、これまでに私が学んだルールは、
1)酒を飲みたい場合、自分一人でコップを持つことは礼儀上良くない。飲みたいときは誰かを誘う。
2)まず主催者がゲストに感謝の言葉を述べて乾杯

3)感謝を述べるときには、成語を使ったり、気の利いた言葉を使うべし。ユーモアと言葉のリズムも大切。
こんな感じである。(もっとも、これは私もまだ研究中なので、異なる情報、意見などありましたら、どしどしお願いいたします。)

よく中国ビジネスのマニュアル本に、「中国人に乾杯を何度も強要されて困る」といった類の話があるが、まあここでは、乾杯をすることは、礼儀であるため、この分野での日中文化摩擦の解消はなかなかに難しいと感じる。

そして、私は、兄の指導によって、この乾杯を強要する側へとなった。兄は、隣で私に小声で、「彼女と乾杯しろ」という。つまらなそうにしている女性へのフォロー、料理を取り分けてくれた女性に対するお礼、そういう意味での乾杯をするのである。

特に私はクラスで二人しかいない留学生なので、そういう意味でも、こういう機会にこちらから挨拶する意味で、乾杯をするのが礼儀というわけである。だんだんその辺のことが理解出切るようになってきた。

ただ、やはり難しいのは気の利いた言葉だ。人の言葉を聞きながら、勉強しているのだが、一昼夜には身につきそうにない。この辺の研究内容はまた項を改めて。

まあ、そうこうしているうちに酔いもまわってきた。兄の酒の勧め方のうまさもあって、結局私は、二鍋頭を半分よりも少し多めに飲んでしまった。

思い返せばこの酒を初めて飲んだのは1996年8月。北京師範大学で1ヵ月の短期留学をした際の打ち上げだった。100ml瓶で飲んで、それも全部を空けたわかではなかったはずだが、次の日は記憶がなく、夕方くらいまで二日酔いが続いた。世の中、こんなにつらいことがあるんだと実感したことを今でも覚えている。

その後も酒を飲み過ぎての失敗は枚挙に暇がない(多くの方々にお詫び申し上げます)。が、いつの間にか酒量も増えたものである。

特に仕事時代には、当然のことながら二日酔いだろうが何だろうが仕事に行かなきゃいけないから、その無理やり解消法を学んだ。詳細はあえて割愛するが、まあとにかく胃の中を洗ってきれいするというやり方。酒を飲むと翌朝の目覚めは良いため、終電で帰宅して1時半ごろ帰宅、2時に寝ても、5時には目が覚めた。そして仕事に出る8時までの時間を使って、二日酔い対策。しかし、3時間あっても時間が足らず、山手線では必ず毎駅で降りて、綺麗な空気を吸って、なんてこともあった。うーん、懐かしい。

閑話休題。さて、昨日のことである。お開きが何時だったのかその記憶はない。兄が400元くらいの会計をして、一緒に外に出たのは覚えている。女性陣を寮まで送り届けたのも覚えている。兄と留学生楼の前で別れたのも覚えている。しかし、いつ寝たのか、記憶がない。朝起きたら、机にオレンジジュースがあったが、これを冷蔵庫から出した記憶もない。そして気分は最悪。今日も朝5時の起床。胃を洗った。シャワーを浴びた。それでもやはり気分はさえなかったが、授業に向かう。8時からの授業に15分の遅刻。昨日のみんなはどうしているかあ? なんて思っていたら、兄が自転車を降りているのが見えた。兄も私同様に遅刻だった。「兄~!」と声をかけたら、びっくり。そして二人で笑いこけた。兄にガムをもらって一緒に食べた。

先週ネットが使えなくて機嫌の悪かった先生は今日はDVDに焼いて資料を持ってきていて、上機嫌だった。でも、私たちはなんとかノートをとるのがやっとだった。

現在、21時50分。やっと二日酔いが完全に抜けた気がする。
長かった。でも、明日は日本から来ている中国人とゴクウに飲みにいく約束をしている。。。。





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最終更新日  2004年05月18日 23時21分06秒
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