フリーページ
アナン国連総長の辞任要求 米上院調査委員長が意見書 (2004年12月02日) (河北新報)
【ワシントン1日共同】
イラクの旧フセイン政権下で行われた国連の人道支援事業「石油・食料交換計画」をめぐる不正を調べている米上院調査委員会のコールマン委員長(共和党)は1日付のウォールストリート・ジャーナル紙に、アナン国連事務総長の辞任を求める意見書を寄稿した。
委員長はこれまでの同委員会の調査で、交換計画を通じて210億ドル(約2兆1500億円)以上がフセイン元イラク大統領に不正に還流した証拠が集まったと指摘。「国連史上最も大規模な不正がアナン事務総長の下で起きた。事務総長が職にとどまる限り、全容解明は期待できない」として、アナン氏の辞任を要求した。
アナン国連事務総長:
ファルージャ掃討、議会選挙の妨げ 米英イラク首脳に警告書簡 2004年11月6日 (毎日新聞東京夕刊)
◇ファルージャ大規模掃討「議会選挙の妨げ」
【ニューヨーク高橋弘司】イラク駐留米軍が中部ファルージャへの大規模掃討作戦を計画していることに関し、アナン国連事務総長がブッシュ米大統領とブレア英首相、アラウィ・イラク暫定首相あてに異例の警告書簡を送ったことが5日、明らかになった。掃討作戦は、来年1月に予定される移行国民議会選挙の妨げになると訴えている。
アナン事務総長は先月31日付でブッシュ大統領らに書簡を送ったとされる。国連筋によると、「ファルージャ制圧作戦は国内のイスラム教スンニ派勢力の選挙ボイコットを誘発しかねず治安安定への努力を妨げかねない」との懸念を示したものだという。アラウィ首相は書簡に関し「不明りょうな内容で、武装勢力をどう扱うかという代替案もない」と批判している。
ファルージャ一帯は武装勢力が事実上支配。治安確保のため、駐留米軍は人口約30万人の街を封鎖し、武装勢力に「投降しなければ軍事力で制圧する」と大規模攻撃を予告している
PR
キーワードサーチ
コメント新着