野末陳平通信  (メール:nozuchin87@yahoo.co.jp)

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2006/03/12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
眼だけでなく、体力もかなり落ちてきた。

昼間はごろごろしながら、おもに漢詩の暗記を試みているが、漢詩には左遷をテーマにしたものが多い。
ご隠居は左遷の身ではないが、共鳴の思い抑えがたい。老後というのも、人生からの一種の左遷なのか。漢詩にくらべれば、ゼイタクな左遷である。
時間があるせいで、たまに、ふと昔のことを思いだす。後悔の場面ばかりが思いだされて、イヤなき気分になる。
自らの人生を成功と回顧する人は、どれくらいいるのだろうか。たいていの人は、過去に満足していないだろう。
「あの時、ああしなければ」「あの時、こうしていたら」という、”たら、れば”のにがい悔恨を抱く時が、誰もあって不思議はない。
陳さまは、政治の世界から引退すべきではなかった。あまりにも早く見切りをつけすぎたが、今でも政界に身を置いていて悪くはなかった、と思うこともある。
政界を去ってからの、ご隠居の人生はそれなりに面白かったが、強いていえば、空虚だった。実のないカラ騒ぎ、といってもいい。後悔の思いは、ここらにあるのかも。

たまたまテレビで、名古屋国際女子マラソンを見ているのだが、独走の渋井陽子を最後で、弘山が追い抜いて優勝したシーン、これにはしびれたね。弘山は、えらいよ、この歳でスゴイ選手だ。
こんな目の覚める逆転劇は、もうこの陳さまには訪れない。あたりめえのこと、未練がましく言っちゃいけないね。





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Last updated  2006/03/12 02:47:57 PM


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