ベンチャーOLの仕事&プライベート
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3月7日 ユキが永眠しました。まだ信じられない・・・というのが正直な気持ちです。家に帰るといつものところにいるような気がして・・・つい名前を呼んでしまったり、後ろを振り返ってしまいます。でも、二度と会うことはできないし、さすってやることも抱きしめることもできません。ブログを書くことについてはとても悩みましたが、一人でも多くの人に命を預ることの重さを知って欲しくて、また、ユキが最期の最期まで頑張った記録を残したくて、書くことを決めました。ちょうど1週間前の28日(水)、予兆のような出来事がありました。一人では歩くこともできないくらい衰えていたユキが、一人で歩き出し、何もない壁を見上げ、一点を見つめながら「ニャーニャー」と鳴いていました。よろけながらも、片手を天井のほうへ伸ばすようにしながら・・・30分くらいずっと・・・。 「お迎えが来たのかな・・・」と嫌な予感がしてから1週間。あの時、ユキには天使の姿が見えていたのでしょうか?6日夕方、同居している姉からメールがありました。「今日は自ら水を飲もうとしない。でも、おしっこは何回もオムツに。もうだめかもしれない。」数日前から一人で立ち上がることはできなくなっていましたが、水を飲みたくなるとサインを出していました。しかし、その日はそんなそぶりもまったくなかったようです。自宅に帰ると、ユキはぐったりとした目で横になっていました。前日の夜中には、オムツを取り替えているとゴロゴロ喉を鳴らしていたのに、前日の嵐・・・天候(気圧)の変化が激しかったことも原因なのでしょうか・・・。23時ちょっと前くらいから様子がおかしくなりました。息が荒くなり、時折、口をあけて呼吸をするようになりました。口を開ける時、「苦しいよ、助けて」と言っているような目で私をじっと見つめていました。こん睡状態の中、私にはユキが私の存在を理解して助けを求めているように感じました。でも、私はただ手を握って、少しでも早く楽になれるよう祈ることしかできませんでした。無力な自分に激しい憤りを感じました。約3時間、そんな状態が続き、呼吸がピタッと止まりました。口を開け、険しい表情のまま・・・。それまでは抱きかかえると 余計 苦しくなりそうだったので、ハウスに寝かせたまま手を握るにとどめていたのですが、呼吸は止まったものの少しだけ心音が聞こえていたので、「抱っこしてもいいよね?」と姉に確認し、毛布にくるみ抱きかかえました。すっかりやせ細った身体は、抱きかかえていることを感じさせないくらいでした。一時は4kgを超えていたこともあったのに・・・1kgあるかどうかの重さでした。既に意識はありませんでしたが、何度かゲップのような息を出し、数分後、激しい痙攣を起こし、3月7日(水)午前1時45分 私の腕の中であの世に旅立ちました。 老衰ですが、やはり苦しまずに息を引き取ることはできませんでした。あと1ヶ月もすれば、ユキの22回目の誕生日でした。約22年もの間、本当によく頑張って生きてくれたと思います。 一緒に暮らしていたほかの猫や犬に比べると、ちょっとワガママ、“情念の猫”という言葉がピッタリ、でも、このうえなく甘えん坊でおっちょこちょい、無償にからかいたくなるずっこけ猫でした。家族内では、「ユキはおつむがテンテンだからね~」とよく笑っていました。私の家では、ユキが最後です。二度と動物を飼うことはないでしょう。飼い始めた時期がほぼ同時期だったこともあり、これまで立て続けに5回の死に立ち会ってきましたが、壮絶な苦しみ、悲しみです。私も家族も・・・これ以上、この苦しみに立ち向かう勇気がありません。 8日、ユキは荼毘に付され、今は自宅に帰っています。「可愛いから」「友達が飼っているから」と安易に動物を飼う人が増えています。でも、飼いはじめる時、その動物の命を預る重さを覚悟している人は少ないでしょう。 人間であれ動物であれ、1つの命を預るということには、喜びの裏側に悲しみも苦しみもあることを知ってほしい。命の重さをしっかり受け止めて、何があってもこの子を守るんだ!という強い気持ちを持って接して欲しい。動物を一人にする時間が多いという飼い主さんは、その子が味わっている寂しさを知ろうとして欲しい。どうか最期の最期までその子の幸せを願い、「一緒に暮らしてきて良かった」とお互いに思えるような関係を築いて欲しいと思います。亡くなってから、「もっと一緒にいてやれば良かった」「もっと可愛がってやれば良かった」と思っても二度と同じ時間を共有することはできません。動物は言葉を話すことができません。だからこそ、ほんの少しの行動・表情の変化も見落とすことのないよう、精一杯 愛情を注いで欲しいと思います。そうすれば、真夏の日中に散歩をするとか一人ぼっちで留守番をさせるとか・・・そういうことはしなくなると思います。 そして・・・ これから動物を飼おうと思っている方へ・・・ ペットショップで高いお金を払う前に、捨てられた犬猫や保健所で最期を迎えようとしている犬猫を引き取ることも考えてみてください。ペットショップで売られている犬猫も、時期を過ぎると処分されると聞くので同じなのかもしれませんが、ペットショップが増えれば増えるほど、つまり、ペットショップが商売として成り立てば成り立つほど、無理に子供を出産させられてボロボロになる犬猫、モノ同然に処分される犬猫が増えていきます。どうか1つでも多くの命を救えるよう・・・お願いします。 また、家を留守にしがちな方は、命を預ることに対して責任が持てるかどうか自問自答してみてください。貴方が家を留守にしている間に、その子が突然の痛みに苦しむことがあったら・・・貴方がその子の立場だったらどうでしょう?痛みと不安と届かない叫びと・・・。どんな思いで飼い主さんの帰りを待つでしょうか?どうか動物の立場にたって考えてみてください。お願いします。 最後に、ユキのことで温かいお言葉をくださった皆様、本当にありがとうございました。最期に苦しみましたが、ユキは天寿を全うすることができました。きっと ユキも 「幸せだった」 と思ってくれていると思います。あの世へ逝っても、先に逝って待っている犬のユウとちょっちゃん、猫のモモとチャコ、近所の仲間だったチャトラ、家に連れてきて自分のご飯をわけてあげた仲間の野良猫たち・・・・みんなと幸せに暮らしてくれると思います。 ユキ、本当に本当に長い間、ありがとう。安らかにゆっくりゆっくり休んでね。
March 11, 2007
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