2017/01/27
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カテゴリ: 健康
「難聴=いきなり来る」って噂には聞いていて、ある日、それが本当だと確認しました(笑)。
電話中に急に相手の声が聞こえづらくなり、反対の耳に持ち替えたら元の音量。あれ?
テレビを付ければ、ニュース音声や音楽がブツブツ途切れる。
キッチンタイマーの音が聞こえない。

これは・・・まずいな。

そのうち治るかなと思って様子をみていたものの、ひどい耳鳴りも発生し悪化傾向。
発症して3日目に耳鼻科を受診しました。
診断の結果、病名「中耳炎性内耳炎」。

難聴になるおよそ一週間前、鼻炎から中耳炎へこじらせてしまい、痛みが出たので抗生物質などのお薬をもらっていました。


要するに、鼻水が耳まで流れて中耳炎、それが鼓膜の内側へ入り込んで内耳炎へシフト。
先生の解説によれば、高音が聞こえづらいのは、ウイルス性の可能性が高く治癒率も低いため早急に治療が必要。

抗生物質を2倍に増量して数日、改善が見られず、入院して集中治療することに。
9~12日間。

難聴は、早期に治療を開始しないと完治が難しい病気だそうです。
発症から1週間以内が望ましく、症状が認められた場合にはすぐに受診が必要。
そうでないとひと月ほどで聴力が固定され、一生そのままのケースも少なくないとか。
耳はバランス機能もありますし、メニエール病などへ移行してめまいに悩まされる人もいるそうです。
左右の聴力が異なると平衡感覚も保ちにくくまっすぐ歩けなかったり転びやすくもなります。
命には別条なくとも、まさに一刻を争うほどのことですね。

実際、自分の入院中に同室になった方数人は、治療の成果は出ず入院時と聴力が変わらないまま退院されていました。お薬の効果はひと月ほどあるそうなので、回復の望みがなくなったわけではありませんが 話を聞いて焦りました。


しかしそれでも、発症から1週間以内に集中治療することで何割かの人は回復するそうなので 試す価値はあるか と入院を決断しました。逆にこのタイミングでやらなければもう何しても無駄。
→やるしかない。

お仕事はお休みさせてもらえたけれど、幼稚園児と小学生の世話はどうすれば・・・。
困ったときのおばあちゃん頼み!で召喚に成功!!2週間ほど滞在してもらいました。
おばあちゃんありがとうございましたm(_ _)m。


ただ、音がこもりやすくはなっていて、高速エレベーター乗った後みたいな耳詰まりが頻繁に起こるので2か月ほど飲み薬は継続。雨の日とか気圧が低いときや建物の出入りのときなども要注意です。

ところが、退院してひと月くらい後に耳の痛みがぶり返したので焦って再診してもらったところ、カサブタが悪さをしていたようで、ピンセットでひっぺがしてもらったらさっくり治りました。
先生ありがとう!
(中耳炎性ならではか? カサブタ=ガビガビになった元鼻水・・・。)



今回 自分はラッキーなケースでしたが、突発性難聴の場合は更に治癒率低く、治療にも時間がかかるそうです。
耳が不自由なことがこんなに辛いとは思いませんでした。よい経験になりました。健康大事!
何事もなかったときには気軽に考えていましたが目が見えなくなること同等以上の苦痛であるように感じました。
ただ聴こえないだけじゃなくて、耳鳴りやめまい他の不快症状が多すぎて何も手につかない感じです。
寝ても覚めても気分が悪く思考すら妨げられる・・・。


もし耳の聞こえが悪いな?と思ったら即耳鼻科を受診しましょう。
季節の変わり目はトップシーズンだそうで、発症する人が多い時期です。
忙しいから週末にでも、じゃなくて、会社を早退してでも行くべきです!
手遅れにでもなれば一生後悔することになっちゃいますよ。
様子見るのは最大一日、遅くても症状が起きた翌日までです。

特にお子さんがいらっしゃる方に知っていてもらいたいです。
「難聴は、放置しちゃダメ!」
子どもの世話や行事などで自分のことは後回しにしてしまいがちなお母さん、
放置して万一最悪の展開になってしまったら自分を責めるしかありません。
入院を勧められた場合は受け入れてください。
入院期間の長さに躊躇してしまうかもしれません。
入院中の家のこと、お子さんのことを任せられる人がいなくても、お金のことも悩みどころですが
知り合いや行政に相談して頭を下げてでも入院してください。
なぜなら お医者様が入院を勧めるのは、それが必要だからです。
難聴になる原因は過労やストレスによるところが大きいとされています。
どうか体と心を休ませてあげてください。

お医者様から入院の言葉が出たとき、無理!と私も思いました。
でもどうにかやりくりして入院にこぎつけ、ベッドの上で実感しました。
私、疲れてたんだなぁ って。

診察や検査などの他は特段やることもなく、耳が聞こえないからテレビや音楽も要らないし、寝るしかやることない。
そんな日が幾日も続くなんて一体何年振りだろうか。
思い出せもしませんでした。

作らなくても決まった時間にご飯がでてきて、夜9時には消灯。
こんなに早く眠れるか!って思ったのは初日だけで、ふつうに寝付けるし(笑)。
子どもの世話したり叱ったりもしなくていい。
自分のことだけ考えていれば、それでいい。

だから退院後の大変さはあえて考えないようにしていました。
リストに書き出しまではしておいて、退院後に一気に動けばいいやって。
でないとこの貴重な休養期間がもったいない。
自分のための、このお休みが。

無事に退院日を迎えられて、日常に復帰して、また実感。
なんだか、元気。って。

あれだけ寝れば・・・(笑)って感じですが、
自分に必要なのは療養のほか 英気を養うこともあったわけです。
だからまた頑張れる。

十数日のお休みなんて長い目でみたらほんのいっときです。
これからもずっと健やかに頑張るために、いざというときには腹をくくってお休みしましょう。





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最終更新日  2017/03/08 03:32:33 PM
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