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小学校での英語「必修化」まとめる 中教審部会

Sankei Web のニュースだ。

このこと自体は昨夜のNHKのニュースで知ったのだが、個人的には”なんでかなぁ”という気分なのだ。

英語の早期教育のメリット・デメリットについては、専門の研究家がマジメに研究している。

小学校では、既に英語を総合学習の一部に取り入れている。

自分は現実に小学生の子を持つ親として、子供からはどんな事をやっているか聞いている。

正直、幼稚園でのお歌やお遊戯と変わらない。
幾つかの短文と言葉を覚えて終わりになる内容だ。

もちろん英語を学ばせるのが主眼ではなく、日本以外の国に対して目を向けさせることが目的であろうから、上記のような結果となっても問題はないわけだ。

が、今回の英語「必修化」はこれとは異なる。

児童を数値評定する「教科化」は「今後の課題とする」と慎重な表現にとどめ、まず「領域または総合学習として位置づける」とした。

とあるから、しばらくは現状が変わることはなかろうが、いずれ「教科化」される流れであろうと思われる。

審議報告によれば、5,6年生を対象に週1単位時間、年間35週を検討するということであるから、2年間でおよそ単位時間数は70である。

もしこの時間を利用して徹底的にフォニクスをたたき込むというのなら、中学生になってからの英語教育にとっても非常に有意義であろうと思う。

まぁ、しかし、そんな事はなかろうし、何よりそれを行える教師がほとんどいない現状では、結局は”英語でお遊戯”の時間が増えるだけである。

ところで、我が小学生の息子はオヤジ(自分)と中学生の姉の影響を受けてか、英語に抵抗感が無い。自分が上の子に英語の発音を教えていると、下の息子も横で聞いてこっそり練習している。

僕にも教えて、というので暇な時に姉の中学1年次の教科書を元に発音を教え、文章の読み方を教えている。

もちろん、どうせ中学になればやらざるを得ないのだから、その前に詳しくやるつもりなど毛頭無い。当人の好奇心を満たしてやることが目的である。

子供の耳や舌というのはやはり柔軟で、オンラインのgoo辞書の音声を聞かせてマネさせると、けっこうそれなりの発音になる。オヤジとしては、口の中の舌の位置や口の開き方を教えてやることで、発音練習の補助をしてやれる。

大学時代に英語音声学の講義にきちんと出ておいて良かったなぁ、と今更ホッとしている面もあったりするのだが、それはさておき、親の贔屓目を差し引いても、子供というのは実に吸収力がある生き物であると思う。

ところが、小学校で英語を習ってきた後に発音させると、つい先日まで出ていたはずの音が出てこなくなっていることが多い。



噂によれば、担当教諭はなかなかな勉強家らしく、ご自身でも英会話の学校に通い英語力を磨いておられるらしいが、世の中、そんな先生ばかりではなかろう。

政府が本格的に英語教育に取り組むつもりなら、まずは英語教師を育てることが肝要であると思う。

古い話だが、自分の中学3年次の英語教師はひどかった。発音云々以前に”あいつ、英語知らんちゃなかろうか”と噂されるような教師であったから、英語好きな自分にとって3年次の英語の授業時間は苦痛であった。

閑話休題

英語が必修化されて困ることがある。


学力低下という問題が片方にあり、一部では学校の週休二日制を廃止した方がいいという意見もある。そうした中での英語必修化という流れは、何やら気持ち悪いものを感じさせる。

教科の中で一番大切なのは何かと問われれば、自分は国語だと答えたい。
国語は全ての教科の基礎である。
理科も社会も算数も、実は各教科の知識や考え方を通して国語力を育てることだと自分は思っている。

日本人に一番大切なのは日本語である。

他の教科を削って小学生に英語を学ばせることについては、個人的に大反対である。

英語なぞ”プール教室”や”お絵かき教室”と同様、学校とは無関係に各家庭で子供の興味に沿って学ばせれば良いだけで、小学校で時間を作ってまでやらせなくても良いと思う。

上記報道の記事内には、 国際コミュニケーション能力養成の一環として充実を図った。 という文言があるが、国際とコミュニケーション能力養成は別に考えた方がいい。

まずは日本語でのコミュニケーション能力養成が必要不可欠であると思う。
でないと、古い言葉で申し訳ないが日本国民一億総白痴化という状態になってしまう。それを望んでいる層がいるのかもしれないが…。

ううむ。白痴化という言葉を出そうとしたら、ATOK for Linux の標準辞書では登録されていなかった。確かに今は使われない言葉ではあるが…70年代にはよく使われた言葉である。過去の事実は変えられないのに…。





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最終更新日  2006年03月28日 15時42分58秒
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