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『成相寺』に続く西国三十三ヶ所巡拝。大阪滞在中に京都府伏見の『醍醐寺』へ。世界遺産であることを知らぬまま境内を歩いていた。茶店も開いていない、参道では打ち水をしている時間帯だった。敷地面積の広さに驚くとともに、曇天ながら際立つ生茂る青い木々に目を奪われた。
総持寺、中山寺と、網越しで無く見上げることが出来た仁王様。まるで子供の頭のような大きさに愛嬌を感じたが、ジっと見れば愛嬌などと言える表情ではなかった。ここから本堂に向う参道は、5月の緑の清清しさと、四方に野性的に立つ木々に圧倒され、歩調が緩む。
鐘をつこうと近づくが、残念ながら通常ではつくことが出来ません。しかし組まれた建築の壮美さに佇み見上げるばかりだ。史跡に指定された境内が、下醍醐、上醍醐に分かれ、100余りの堂塔が散在することも知らなかった。やはり、参拝前の知識を得ることは必要だと反省している。
豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」を彷彿させる光景がひろがる。紅葉のプロペラが満開であり、青くたゆたう枝垂桜。新緑の季節に訪れることが出来て良かった。高野山から始めた三十三ヶ所は、番外を含め十八箇所となっている。時間をかけて巡拝していきたい。
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