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まずはあらすじ。
なかなか誕生しない怪人・・・そんな中、エゴスはバトルフィーバー隊を倒す為に暗殺者を雇った。その名は"ジャッカル"。
バトルフィーバー隊もそのエゴスの企みを知る。
企みを知ったケニアは銃を撃つのが苦手な為、1人射撃場で練習していた。そこへ旧友である竹内剛が偶然訪れ再会した。抱き合う2人。
しかし剛こそがジャッカルだったのだ。
バトルフィーバー隊を狙うジャッカル。そしてケニアがバトルフィーバー隊の一員と知る事となる。一度目の暗殺は失敗し関係のない少女に怪我を負わせてしまった。
失敗を取り返す為、剛は少女を誘拐しケニアを呼び出し撃ち殺そうとする。しかし銃弾は急所を外れ剛自身はカットマンが投げた爆弾による死亡する。
バトルフィーバー隊はエゴスの怪人、ゴロンゴ怪人を見事倒し少女を救出する事が出来た。
友の死に涙するケニア。いつか友と過ごしたアフリカへと戻ろうと思うケニアだった。
みどころ。
●フランス&ケニア
エゴスが暗殺者を雇った情報を知った時のビッグベイザー内でのシーン。ライフル?らしき銃をいじっているケニアと銃身を覗いているフランス(笑)2人は今日も愉快です♪その後に暗殺者に対して厳しい表情にパッと変わるフランスがたまらんね
そしてもう一つ、2人の掛け合いのシーン。剛が暗殺者ジャッカルである事が分かったのにそれを認めようとしないケニア。きつい口調で又余計な事を言うロボット九官鳥にケニアは腹を立て突進しようとしますが・・・その先にはフランスの足が
思いっきり踏まれてイスに座り込むフランス(苦笑)緊迫するシーンなのに、ズルッとこけちゃうようなちょっとしたコミカルなシーン。フランスって皆がピリピリしている時の緩和剤のような存在だなあって、こういったシーンを観るといつもそう思います。
ケニアを演じる大葉健二さんがとても喜怒哀楽の起伏に富んだ演技に目を惹かれますが、フランス演じる倉知成満さんもたくさんいろんな起伏に富んだ表情を魅せてくれますね!そんなお2人の個性溢れる豊かな表情が程よくマッチした時の痛快さや明るさは最高だと私は思います。
●胸が締め付けられる
友は暗殺者になってしまったが・・・絶対に昔の友と同じだと最後まで信じるケニア。自分を撃ち殺そうとした銃弾が反れたのは"昔のあいつが残っているから。"と。
透明な心の持ち主、純粋なケニアを演じる大葉健二さん。なんでこんなにも・・・こんなにも、ゆるぎない心を持ち、泣き怒る素敵な男性を演じられるのでしょう。
大葉健二さんの真っ直ぐな心を表す演技は本当にすごく素晴らしいです。
こんなにも切なくなる話というものもなかなかない本話。
これもバトルフィーバー隊の中で1番感情豊かなケニアがいつも以上に怒ったり泣いたり悲しんだりという非常に心の動きが前面に表されているからでしょうか。とにかくね、ケニアを演じる大葉健二さんに終始魅せられるんです。
熱演し過ぎるととても胡散臭い友情物語になるところを、大葉健二さんは時には押さえた感情で、時には感情を爆発させ、観る者の心に熱いものを流してくれます。
ケニアの友を信じる純粋な心に私は憧れます。そんな心を振り切るように銃を向ける剛の非情な運命に涙がこぼれます。
しかし・・・この数話前では神主役の友との話がありましたが(第39話"悪魔になった友")主役となる人物が違うとこんなにも世界が変わるものかとびっくりします。どちらの話もとてもキャラクター性が見事に表されているものでしたよね。見比べると非常におもしろいと思います。