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2010.06.14
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カテゴリ: 曲げられない女

100614-1


とにかくこの1話を観た時は何だそりゃ?と半端ないくらい何かムカムカしていました。

主人公の早紀(演:菅野美穂さん)はとにかく曲がったことが嫌い。
言葉の使い方を間違えようものならたちまち直される。
弁護士目指して9連敗中。
時給でパラリーガルの仕事をし決して裕福ではない。
食材をきっかり分けて冷蔵庫に保存し、住まいは殺人事件があって安くなっているマンション。
何よりも司法試験に受かるまで待っていた恋人がいるのに結婚しないし、母一人子一人という早紀。
32歳の独身女。
周りからはやんやと結婚しろと言われる。
嫌だね~。
何かある意味自分を観ているみたいで。
いや決してこんなにきっかりしていないし、全然違うけれど。
世間的に言えばいい歳して仕事して独身街道まっしぐら。
何やってんの?早く結婚しちゃいなよ。
結婚はいいよ~、女なんだから結婚して幸せ掴まなきゃ。
みたいなね。

なのに弁護士になることをひたすら目指す早紀。
バカじゃないの?というくらい。

正直どちらの考えもうざい。
観ていて本当うざいと思うのが正直な気持ち(苦笑)
と思ったら周りもかなりうざい(笑)

最悪なのはこの二人。

まずはセレブな専業主婦で早紀とは高校の同級生だった璃子(演:永作博美さん)。
とにかく結婚はいい、主婦である自分はこんなに幸せ、とことあるごとに早紀に言う。
そして早紀に結婚を勧めて自分の幸せを噛み締めている・・・はっきり言って嫌な女。
と思ったら幸せそうな顔をしている裏には悲しい嘘があったのよね。

そしてもう一人はエリート警察官僚の藍田光輝(演:谷原章介さん)。
結婚式場で瑠子のお陰で下見を強引にさせられている早紀の前に突然現れる光輝。女を見た途端に口説くわ、結婚に夢を持つなと言う。
男という動物は結婚に向いていないと一言の元に言うバカ男、藍田光輝。
「ただでセックスできる家政婦が欲しいだけ。」
早紀ではないけれどここまではっきりと言う光輝はある意味立派だとは思うけれどね(笑)
人とはどこかちゃんと付き合うことが出来ないように見える光輝もどこか影がありそうなものを微かに漂わせるのは瑠子と同じでしょうか。

あまりにも強情で自分を貫き真っ直ぐな早紀と、嘘をつきまくる・何事もなく過ごせればいい・曲がりまくる璃子と光輝が出会い、ことあるごとに接点を持つ。
互いに言いたいことを口に出し、何だか心の中が揺らぐ。
この第1話は本当皆が皆、自分に正直過ぎて、だからこそ観る側はあまりの正直さに面食らって自分の心の中を見透かされているようで腹が立ってくる・・・という風に陥るんだと観終わってそう感じました。

ドラマの中であまりにも痛いところを突かれちゃってさ~(苦笑)

氷子さんはね、どちらかというと光輝タイプです(笑)
「高い山を登るんだったら歩かずヘリコプター乗っちゃえば。」
妙に納得しましたよ、この光輝の言葉。
本来であればとんでもない言葉ですが、こんなにもあからさまで正直な言葉ってないよね。

主役は曲げられない女、早紀ですが。
信念を通し真っ直ぐ生きる女、早紀ですが。
それを取り巻く周りの人間の言葉からも何か勉強させられます。

さて。
谷原章介さんですが。
前述したとおりとんでもないバカ男役です。
でも警察官で警視正役です(笑)
署長をしていて、仕事以外は女を求めて徘徊している(終盤、ホテルのベッドで女性におどけながら襲い掛かる光輝には笑い転げました。あ、谷原章介さん、背中しか裸を見られませんでしたが(笑)いい体してましたよ。)・・・氷子さんがこれまで観ている刑事ドラマの刑事達が見たらぶん殴られそうな警察官ですよ(笑)
でも決して肩肘張らず誰とでも仲良く出来そうで、どこにでもいそうな・・・それでいて、案外心の奥底はしっかりしているいい男っぽい。
見かけで判断したら火傷しそうな男の人を好演されています、谷原章介さん。
自殺未遂を起こした女性を助けるためにマウストゥマウスするシーンがあるんですが
「こっちに残っていればいればいいこともあるからさ~。あんたも俺みたいなこんないい男に口付けされると思ってもいなかったろ~。」
とふざけたことを言うくせに、本当は真剣に助けようとしている。
この、ふざけている・真面目、の二面性を上手く嫌味なく一つに演じているところがすごいと思いましたよ。
こんなシーンがあるからこそ、光輝がただのバカ男ではないことを感じさせる、ちょっとした深いシーンではないでしょうか。
こういったところが谷原章介さんだなあって思うんですよね。
よく言ってしまうんですが、ただの二枚目さんじゃないって。深い俳優さんですよ。

そうそう一番まともに見える早紀の恋人だった正登(演:塚本高史さん)。
散々待ってプロポーズしたらふられてしまって切れまくって、冷静に考えれば可哀相な人なんだけれど。それに何年も待ってくれる人ってのは中々いないけれどね。
でも変にプライド高そうだし、体裁とか気にしそうだし(笑)
璃子は正登を押しているけれど勘弁だなあ・・・安定した結婚生活は出来そうだけれどね。
心の幸せをくれるのは光輝の方だと思う。

第1話は最初観て本当最後まで観続けられるのか不安になりましたが。
何話か観ていくうちにはまりますね。
この最初に感じた腹立たしさは理由が分かると何か自分自身を見つめ直せるし、登場人物達それぞれが愛おしくなってくる。

テレビでの放送は見逃したけれど、こうしてDVDで観ることが出来て良かったと今は思います。






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Last updated  2010.06.15 21:42:57
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