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2016.10.09
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カテゴリ: 石坂浩二さん
はい、氷子さんのことですから石坂浩二さんご出演話です(笑)

石坂浩二さんは「大忠臣蔵」の第二十五回「悲恋お軽勘平 その一」と二十六回の「悲恋お軽勘平 その二」に萱野三平という役でご出演されています。

相手役のお軽に山本陽子さん・・・解説書に吉永小百合さんが実はお軽役だったのでは?という推測らしいが興味深い話が載っている。

さて、今回のこの話、「仮名手本忠臣蔵」の中で特に人気が高かったという五段目、六段目を元にしたもの。
題名に悲恋、とありますからね(苦笑)萱野三平、お軽は悲しい最期を迎えます。

武士である萱野三平。
萱野三平を愛する農家出身のお軽。
男女で考え方や生き方が違うのに、そこに武士というものが加わる。
武士としての忠義、誇り、愛する女への想いの狭間で苦しむ萱野三平。

氷子さんは女ですがね、お軽には共感持てませんでしたよ(苦笑)
殿が大変な時にお軽と情事に耽っていた萱野三平。→タイミングが悪かっただけなんだけどね。
図らずも不義をしてしまい、亡き殿へのお詫びとして切腹しようとする萱野三平、それを止めるお軽。(死にきれずお軽にとどめをさしてくれと懇願する萱野三平の表情に涙が止まらなかったよ)
死ぬことも出来ず、武士を捨てお軽と生きると決めたものの、大石内蔵助と再会し、武士としての己を思い出し苦しむ。
悩んだ末、自分が出来る忠義を・命を懸けて尽くそうとする萱野三平に対して
、萱野三平を最後まで死なせないようにつきまとうお軽。銃で撃って不自由な体にしてまでも生きさせよう、なんてことまで考えるんだから
氷子さんはね、観ていて嫌になりました。
いくら愛する人だからって、その人の望まない人生を自分の価値観で縛りつけていいのかなって。
よくそんな女を見捨てないんだね、萱野三平。
それが男女の愛って奴か?


女の嫌な部分を見せつけられた感じですが、萱野三平を演じる石坂浩二さんはとにかくカッコよかったです。
武士である男の苦しみ、生きざまを見せながらも、愛する女への想い、優しさも見せる。
ああ、こんな男性、いて欲しい。惚れるなあ、と思いました。

いろいろな制約がある中で忠義や愛を貫く姿は本当に切なくて、見応えがあります。

石坂浩二さんって、こういったはっきりした心情と、はっきりしない心情を魅せるのが、すごくいいのよね。

まあ、どちらかといえば、ロマンティックなものに長けてらっしゃるのを感じるので、女性の心を掴む演技が強いのかなあ。

雪が降ってきた山で最期を迎える萱野三平とお軽。お軽はもう萱野三平と離れることはない、自分だけのものになったと虚ろな表情で幸せな顔をしますが、萱野三平は一言も話さず、ただただ切ない表情を浮かべるだけ。
彼の心中はなにを思うのか、分かりません。武士として生きられなかった悲しさを思うのか、愛する女性を救えなかったことに悲しさを思うのか、それともやることだけはやったと己のこれまでの生きざまを振り返っているのか。
静かにゆっくりと死を迎える萱野三平の表情は圧巻です。
石坂浩二さんの表情の演技のすごさを存分に観ることが出来ます。
このラストの石坂浩二さんの演技を観るだけでも、いいもの観たなあと思います。

この他にも石坂浩二さんが走ったり、跳んだり、なんていう姿も観られます(笑)
ちょっとした殺陣?!のようなものも観られます。

とにかくね、出演者は豪華だし、石坂浩二さん素敵ですごいいいし。
観ることが出来て本当に良かったって思う作品です。

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Last updated  2016.10.09 12:05:06
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