1

現在の邦画ニュースランキングは・・・UQのブログお読み頂きありがとうございました【今日の映画本】 映画「静かなる決闘」を始め、巨匠・黒澤明監督作品の常連で知られ、ドラマ「Dr.コトー診療所」(フジ系)の助産師役でも親しまれた女優・千石規子(せんごく・のりこ、本名・森礼子=もり・れいこ)さんが昨年12月27日午後3時34分、老衰のため都内の病院で死去していたことが9日、分かった。90歳だった。ムーランルージュの踊り子から始まった約70年にわたる女優人生。脇役一筋に生き、不動の名バイプレーヤーとして活躍した。 特徴あるカン高く、よくしなる声に優しい目元。晩年は個性的なおばあちゃん役で存在感を発揮した千石さんが昨年末の27日に都内の病院で静かに息を引き取っていた。80歳を超えてからは体力的なこともあり、この7年近く仕事から遠ざかっていた。関係者の話では「苦しむようなこともなく、本当に安らかに」その時を迎えたという。遺志に従い、身内だけの密葬で旅立った。 舞台から芸能生活を始めたが、東宝入社後は黒澤作品に最も多く出演した女優といわれた。監督の信頼は厚く、40~50年代には「酔いどれ天使」「静かなる決闘」「野良犬」「醜聞(スキャンダル)」「白痴」「七人の侍」「生きものの記録」に出演している。 中でも「―決闘」では、自暴自棄にしか生られなかった若い女性が、患者の手術で梅毒に感染したかもしれない恐怖を婚約者にも明かせず、一人で闘う医師(三船敏郎)の苦悩を知り、その病院の看護師見習いとして人生をやり直す決心をする難役を好演。黒澤作品になくてはならない存在となり、名脇役の地位を不動のものとした。 晩年はテレビドラマでも存在感を発揮。ビートたけし原作で自身の幼少時を描いた「たけしくんハイ!」(NHK、1985年)では義太夫の師匠だった主人公の祖母役を、2003年からは「Dr.コトー診療所」(フジ系)で“内ばあ”こと内つる子という名の助産師でレギュラー出演。味わいあるおばあちゃん役で親しまれた。 1941年に結婚し、娘を出産後は子供を背負って劇団に通った時期もあった千石さん。自分の女優人生について「脇役は一つでも緩もうなら全体がダメになる“四隅のネジ”と同じ」ときっぱり答え、「出演依頼がある限り仕事を続けたい」と、役に信念とプライドを持っていた。 ◆千石 規子(せんごく・のりこ)本名・森礼子。1922年4月29日、東京都生まれ。3男4女の次女。新宿ムーランルージュで踊り子に。その後、水谷八重子一座、苦楽座、新協劇団を経て47年東宝入りし、映画女優に。同年公開「女優」でスクリーンデビュー。黒澤作品以外でも映画、テレビに活躍。「雲のじゅうたん」「八ツ墓村」「悪魔が来りて笛を吹く」「男はつらいよ・寅次郎紅の花」「3年B組金八先生」など出演作多数。趣味はクラシック音楽の鑑賞。kotoba (コトバ) 2013年 01月号 [雑誌]価格:1,400円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る
2013年01月10日
閲覧総数 1858
2
![]()
視聴者を置き去りにした前回に続き、意表をついたオープニング。 すなわち、カットバックです。 すでに、学校に到着した業者作成の試験用紙を奪い取った、山内えみ子、須藤リカ一派が、屋上に向います。 「進学はじめエリート組」と「そうでない組」の組み分けがされることになり、最初のテストです。 山内たちはテストに反対して試験用紙を奪ったのですが、ヒートアップした須藤のみが学校屋上からばらまこうとします。 それを追いかける加山雄三の「どうしてこんなことになったのだ・・・」とナレーションと共に、画面は数日前にカットバックします。 とにかく、白雪学園が「倒産」しないためにも、進学率を上げたり、良い就職をする生徒を増やすために、校長、PTA会長が、前述のクラス分けを断行します。 当然、反対する加山ですが、PTA会長に料亭に呼び出され、学校の経営が思わしくないことを告げられた上、「キミは失業体験があるそうだが、五年後にまたそうなってもいいのかね」と、痛いところをつかれて渋々クラス分け試験に賛成してしまいます。 この過程で、苦しい立場の加山は「私は辞めません。教師ですから」というセリフがありますが、エンディングにつながるキーセンテンスです。 そこで、最初の騒動に戻り、須藤を止めようとするPTA会長の娘たちエリート組みともみ合いになり、加山も止めようとしますが、須藤は、すごーく「作りの甘い プラスチック製のような・・・」手すりが壊れて落下します。 見どころはここから、最初は「仮面ライダー」や「二時間サスペンス」のように人の形の模型が落ちますが、途中で、須藤のアップが入ります。 背景は学校の窓が流れています。そこで、須藤は苦悶とも絶望ともわからない表情が画面を中心で写し出されます。の落下シーンに激似です。 その少し前に、勝部演之が生徒たちに階段で突き落とされるシーンもそうだったのですが・・・、これはヒッチコックのパクリ、というより、早すぎるデ・パルマです。最近のテレビでの転落シーンでも、これくらい小技は使ってほしいものです。 事件の首謀者、山内は退学。加山は、先の発言をしたにもかかわらず辞職します(シナリオ的には先のセリフが生きています)。 雨の中、山内は須藤の落下場所に花を供え、加山はそれをみて「もう教師ではない」と苦渋に満ちた顔で、別れて学校を去っていきます。 既に倒産して自殺も考えていた加山の苦渋の表情は、晩年の田宮二郎のそれに匹敵します。 しかし、「能天気」な加山は、ノイローゼにはならず、倒産に関するマスコミ取材を避けるという意味で渡米したり、生徒役の須藤と愛人騒ぎを起こしたりと、最終的には精神的な余裕がありました。そして財前は死に、若大将は生き残りました。終わりなき航路 本番組の魅力は、山内はじめ「東映不良」組の生徒と実生活でも破産して「失業して転職した教師役」がピッタリの「東宝」の加山を組ませた点です。 内容的には、暗い話が多いですが、UQ的には計算された野島版「高校教師」より好みです。サライ 役名 坂本紀子・・・山内えみこ(山内絵美子) 東映出演作でブレイク後出演。石立鉄男 さんとのデュエット曲もあります。で活躍しています。 亀山三千代・・・四方晴美 チャコちゃんでブレイク済み 加藤和美・・・須藤リカ(須藤かずみ) このあとウィークエンダーでプレイクする も・・・後にご自分が自殺未遂騒動を。前述のとおり加山の愛人騒ぎ(週刊誌ネタなので真偽は不明) 浅野秋子・・・愛田純 東映映画でブレイク 小倉弘子・・・春日まち子 影が薄かったです。出番も少なかったし・・・。
2005年07月10日
閲覧総数 22019
3

今日の映画本 人気トップはこちらタモリさんと伊佐山ひろ子さんが親戚である・・・と、いうトリビアは良く知られていますが、伊佐山さん自身の口から詳細が語られている、現在発売中の映画秘宝11月号 (タモリが)おばあさんの妹の、甥っ子らしいのよ。 (中略)デートしたり、映画見たりしたの。 岩波ホールで一緒に「家族の肖像」をみたの 詳細は、映画秘宝74から75ページでどうぞ。立ち読みで読了できます。僭越ながら映画ブログランキングに参加させていただいています。お構いなければ←クリックにて一票をよろしくお願い申し上げます。魅惑のムード☆秘宝館【ポイント最大10倍還元!】【エンタメセール0928】白い指の戯れ 日本映画ファンの方が作成しているおすすめサイト・ブログです日のあたらない邦画劇場 中丸忠雄さまマニアックと、邦画事典ともいうべき映画の感想文はよみごたえあります。TOSHIKO淑子のなつかしの映画・テレビ・特撮・アイドル アイドルからなつかしの映画・ドラマまで網羅されています。寺田寅彦とは 物理学者にして、随筆家にして、実は映画評論家だった寺田寅彦とは四国のアート情報と映画日記 四国の映画・アート情報記憶に残るアクトレス 60年代から80年代初頭にかけてのアクトレスがずらり。貴重なコレクションとデータです。
2007年09月30日
閲覧総数 1622
![]()
