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Acorn。 @ ◆ お返事~♪ ◆ charlenepurpleさん・・・ 今日もお暑う…
2006/07/11
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カテゴリ: カテゴリ未分類



東京で生まれ育った私には、
「東京タワー」と言っても
ちょっと出掛ければ、いつでもビルの谷間に
そびえている、赤い塔に過ぎず、
それに何の意味を感じたことも
ありませんでした。


展望室に最後に上ったのが、
いつだったのかすら記憶に無く、
まだ、歩けるようになって間も無い頃に、
両親と、そこで撮影した写真が
確か、古いアルバムの中に残っているような
気がしますが、


今では、あの中がどんな風になっているのか・・・、


良く考えたら、いつも遠くから眺めるばかりで、
あの巨大な足元から垂直に見上げることは、
すっかり無くなってしまいました。


建てられて、まもなく半世紀。


首都東京のシンボルとして、
街がどんどん巨大化し、姿を変えて行く様を
ずーっと見つめ続けてきました。


東京の街で、唯一、天にそびえていた存在が、
いつのまにか高層ビルの中にまぎれる存在になり、
赤くてとんがった形を探すのにもちょっと
時間を要するようになってしまいましたが、


一方では、半世紀という時間が、
東京タワーを、ただの鉄塔から、
心の奥底に、懐かしく、暖かくそびえる、
母親のような存在に変えてきたのかもしれません。


悲しい時、切ない時、寂しい時に、
人々をやさしく包んでくれるような
懐かしくて、そして勇気を与えてくれる、
そんな存在に・・・・。


*-----*-----*-----*-----*-----*


と、


最近流行りの

「東京タワー
 オカンとボクと、時々オトン」

を読みながら
思っていました。



リリー・フランキー氏の
「東京タワー」は、
思いがけず、
東京から遠く離れた北九州の小倉から
始まっていました。


そんな遠い場所からも、
東京タワーは、人々に、そのオーラを
投げかけていたんですね。


父親と別居中のオカンとの二人暮しの中で
子供心に感じたことや、


家を離れて、一人東京へ出てきてからも、
何やかやとオカンに迷惑を掛け続けてきたことを
振り返りながら、


生前には口にできなかった感謝の気持ち、
後悔、愛着、思慕、


そんな思いの全てを
オカンが亡くなって何年も経ってから、
おもいっきり包み隠さずに綴ってみた
全力投球の本と言う感じでした。


いたずら小僧だった彼が、実はとても
繊細な心の持ち主だったことが伺えるような、
母や祖母達の記憶を綴った文章には、


リリー・フランキーなんていう名前の
ちょっとばかり世間ズレしたイメージとは程遠い、
暖かくて優しい息子の姿が思い浮かびました。


貧しくても、いつも優しくて、おおらかで、
強く、たくましい、
一人の女性の半生が
とても切なく胸に響きました。


私もこんな人になれたらいいなぁ・・・


と思える、ステキな女性に描かれているのは、
リリー・フランキー氏が、いかにオカンを愛していたかが
わかるばかりでなく、


ステキな女性って、どんな人のことなのか
を改めて考えさせられた気がしました。


ときどき登場するオトンも、どことなく憎めなくて、
やっぱり最後は切なくなります。


胸と首筋から涙腺までが、
ジーンと熱くなる本でした。


ところで、この本の最後のところで、
東京タワーが近い将来、
解体されるかも知れないと書いてありました。


今更な気もしますが、
やっぱり、東京タワーは、私にも必要かもしれません。
どうか、ただのシンボルとしてだけの役割で良いので、
東京の街に残っていて欲しいです。


*-----*-----*-----*-----*-----*


たまたま、リリーさんのブログを見つけました。
本が売れちゃって、多忙のためか、昨年の秋から更新
されていませんでしたが、開いたとたんに
めっちゃ親近感が沸きました。(笑)


ごらんあれ♪







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Last updated  2006/07/11 11:46:34 AM
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