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2011.03.20
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カテゴリ: 読んだ本
天災か、人災か。

こんな時だからこそ、読み返したくなって書店で購入しました。伊坂幸太郎さんの『終末のフール』。


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「八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する」と予告されて五年。
絶望的なパニック状態から、一時的に平穏な小康状態になった時を生きる人々のお話なんですが、これを読むといわゆる「人災」というものがどれだけひどいかを考えることができます。

「あと三年」という段階に入った設定なので、ほとんどの惨劇は過去のものとして語られるとはいえ、自制心を失った人間が起こす行動。理不尽な死。生き地獄だな、と思いました。
でも、これは小説だから。実際に起こる人災はもっと悲惨かもしれないんですよね・・・。

もちろん、この小説が一番伝えたいのはそこではないでしょう。そんな風になった世の中でも希望を見出したり、素敵な出会いをしたりする。反対に、変わらないものもある。それが「生きる」ことで、尊いものだと言いたいのかもしれない。
それでも、私の読後の印象としては「生き方も、死に方も、それができる状況であれば好きに選択すればいい」と言われているような気がしました。


・・・うーん、こういう本の感想を書くのって難しいなぁ。


実際にこんな世の中がこないことを願いながら生きていくのが、今の私にできる精一杯・・・かな。





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最終更新日  2011.03.21 00:34:37
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