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2003年01月27日
斎藤美奈子トークショー+サイン会in 青山ブックセンター本店な日
(2)
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大雨の中、ざぶざぶブーツ濡らしながら文芸評論家の斎藤美奈子のサイン会に行く。「L文学完全読本」※出版記念という感じでしょーか。
昔から斎藤美奈子は好きだったけど、実物はもちろんまともな写真すら見たことがなかったので、いきなり動いてしゃべる斎藤さんを至近距離で見られたのは大変嬉しゅうございました。もちろん話の内容もとても面白かった。
ただ思ったより可愛らしいたたずまいで現れたのでちょっとびっくりしたけど。ああいうファッションが好きとは意外だった。もう少しキャリアウーマンぽいスタイルを好みそうに思っていたもので。
うーん、それにしても斎藤美奈子に何の責任もないことだけど、なんかもう完全に社会生活不適格者な二人連れとか気持ち悪い男が多くてめげそうになった。なんちゅーかこう甲斐性もないくせに声高に愚民思想をうたうよな感じの。トークショー始まるまでずっとそいつらのくだらない不愉快な会話を聞かされて(とにかく声がデカイ)何度キレれそうになったことか。あーもーうるさい、だまれって感じ。どうやら片方は文化系の院生でもう片方もカタギの仕事ではないらしく、ギャグかと思うほど使い古されたベタな言葉でサラリーマンを小馬鹿にしていたりして。読書家の男の基本パターンがこーゆーのだとしたら、本読む男とはつきあいたくないかも、とまでちょっと思ったぞ(泣)。かたっぽは橋本治が好きとか言いだしやがって、ああ一緒にされたくないーと心の中で悲鳴をあげる。
いやまあ始まったらさすがに静かになったからいいんだけども。
斎藤さんの話を聞いていて自分の幼い時からの読書体験をなんとなく思い出してみる。私も確かに「若草物語」や「赤毛のアン」や「小公女セーラ」はひととおり読んだけど・・・。別に面白いと思ったことはないけどなあ。読もうとしなくても目の前に置かれていたというか、世間に読むことを推奨されたので読んでみたって感じで。その手の本を読んでいるぶんには何の問題もなくほっといてもらえるし。やはりそれが「家畜人ヤプー」だとこそこそ読まないわけにはいかないでしょう(こんさんのとこにも書いたけど当時あの本のカバーは石森章太郎が書いていたので普通のSFかと思って読み始めたのだった。読んでびっくり。いやSFといえばSFなんだけども)。
斎藤さんの友人で少女小説を全然読んでこなかったという女性は、父親がろくでなしでその暴力に始終おびえ、どうやって父親を殺そうかということばかり考えていて、剣豪小説ばかり読んでいた、というのもちょっと笑えたけど笑えないかも。うちも問題家庭だったからなのか、わたしがマトモに少女小説にいれこめなかったのは。ほんっとに「赤毛のアン」なんてどこが面白いのかさっぱりだ。感情移入などできるわけもなく。それでもアニメはなんだか好きだったけど。
そして質疑応答の時間になったわけですが、前から思っていたんだけど、ああいう場で博覧強記系の作家に対しても臆さずにさっと挙手して質問する人って、なんでみんな自己紹介から入るんだろう・・・。そういう流儀があるのかな。 単刀直入に質問する人ってまずいない。
別の作家でS先生の時も「私は慶応大学の○○研究室で○○を研究している○○と申します」から始まって、「私は常々感じているのですが・・・」と自分の考えを述べ始めるのね、みんな。んでその質問に入るまでの語りがほんっとおおおおおおおに長いの。そして無意味なの。もちろんそれが質問自体の説明として機能していると本人は思っているんだろうけど、単にまわりくどくなっているだけで、たいてい要約すると一行ですむような質問内容なんだよねえ・・・。どうして要旨を端的に提示できないの。オマエのことはどーでもいいっちゅーに。
S先生の時はさすがに質問投げかけてるのがみんな院生だということもあって、さらにわかりにくい質問が多かったけど、彼女は質問者が発する研究者特有のテクニカルタームも全部あっさり一般的な言葉に言い直して、「私はそういう研究者向けの業界用語みたいの使う習慣はないので」というようなことまで言っててカッコよかったんだけども。
でも二番目の女性編集者の質問はなかなか面白い答えをひきだしていてよかった。ああ、覚えている限りのことを全部書いてしまいたい。なんか質疑応答の時質問したのは見事に編集者ばっかりでしたね。つーか来ている客自体編集者が多かったのかな。
最新刊の「趣味は読書。」に名前入りでサインをいただき、濡れないようにガードしながら表参道を走ったダニエルだった。うくく。
※「L文学完全読本」…L文学のLはレディ、ラブ、リブ。20~30代の女性に読まれている女性作家の作品には、女性を元気にするという共通の特徴がある。これらの作品をL文学と名付け分析し紹介するブックガイド。説明 by amazon。
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最終更新日 2003年01月28日 17時58分40秒
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