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六条 旭

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2014年03月01日
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カテゴリ: 戯言



我が国の町工場は、世界に冠たる技術を持って居ます。
その製品が世界一の品質と讃えられる事は日常です。
素晴らしい話ですよね、日常的に聞こえて来るニュースを聞く度に嬉しく成る、聞く度に誇らしく成る。
しかし、そんな世界一の町工場群は、深刻な後継者不足問題に陥って居ます。

はっきり言ってしまいますと、「世界一の技術を有する町工場」と言うのは、日本社会に於いては「職場としての魅力」に欠けるのです。
その存在を誇らしく思う俺ですら、転職しようとは思えない程に。

現代日本の若者達は、町工場の職人に成りたがりません。
果たして、成れと言う資格が他の職を選んだ俺達にあるのでしょうか?
かと言って、技術有る町工場が滅んでしまっては不味い、それは国益に反します。

では、何故日本人は職人に魅力を感じなく成ってしまったのでしょうか?
「高給」を望めないからでしょうか?
「下請け」が不安定な立場だからでしょうか?
「修行」が厳しいからでしょうか?
僕は違うと思います。
「ホワイトカラー礼讃」「ブルーカラー蔑視」の風潮のせいだと思うのです。その風潮が、「やりがい」を減じさせて居るからだと思うのですよ。


「ホワイトカラー礼讃」「ブルーカラー蔑視」が本格化したタイミングはバブル期、「金融にあらざれば人にあらず」と言ったあの狂った空気が蔓延した時期です。
町工場に限らず、ブルーカラーの人手不足が本格化したのは、そのタイミングなのですよ。


だからこそ、町工場の後継者不足問題は根が深い。
その原因は、現代日本の風潮、現代日本文化の悪しき側面そのものなのですから。





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Last updated  2014年03月01日 18時08分45秒
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