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六条 旭

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2014年10月27日
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カテゴリ: 戯言



現代日本に於いては、低所得者に対する蔑視が頗る根強い。
そして、これこそが様々な社会問題の原因と成って居るのです。

例えば、移民問題。
経団連は移民を入れたいと望んで居る・・・、それは低賃金労働者が足りないからです。
何故低賃金労働者が足りないのかと言えば、日本人が低賃金労働を忌避して居るからです。
当然の話ですよね。
正直な所、誰だって高給取りに成りたい、低賃金労働者には成りたくない。
それが資本主義社会の構成員達の偽らざる本音でしょう。
ただでさえ嫌われる低賃金労働、そこに「蔑視」「軽蔑」「様々なレッテル」が加わったならば、致命的(産業が破綻しかねないレベル)なまでの労働者不足が発生する事は自明の理ではないでしょうか?
低賃金と言う悪待遇に加え、差別・偏見・迫害までも低賃金労働にはセットで付いて来るのですから。
余程の頑強な精神の持ち主でもなければ、逃げ出すのは当たり前ですよ。
労働者不足に陥るのは当たり前ですよ。
「職業に貴賤は無い」と言う建て前が失われたと共に、外国人労働者に雇用が奪われたのはそう言う事です。

例えば、少子高齢化。
女性達の低賃金労働者に対する蔑視は余りにも強過ぎるのです。
総務省等の発表した資料を見れば分かる事なのですが、低賃金労働者は殆ど結婚出来ません。
所得と結婚率には明確な相関関係が存在します。
そして、日本女性達が考える低賃金労働者(低所得)は、かなり幅が広い・・・二十代男性の多くは低所得者と蔑まれ、結婚出来ないのです。
その結果、晩婚化が深刻化し、晩婚化は出生率を下げる為、少子化とイコールなのです。

低賃金労働者への蔑視問題を移民問題と少子化問題と言う切り口から語りましたが、この問題の真の恐ろしさは、「低賃金労働者への蔑視の根強さ」です。
正直な所、「国を滅ぼしかねない猛毒」などと偉そうにほざく僕自身、非難して居る僕自身にも、低賃金労働者への「蔑視感情」が有るのですから。
低賃金労働者への蔑視感情を持つ者は、我が国を害する敵だと思う、しかし、そう思う僕自身が低賃金労働者を蔑視している。
理性では有害だと思っても、感情面で自然と溢れ出る。
価値観の非常に深い部分に病巣が有るのです。

これは恐ろしい話です。
日本社会としても、何より僕自身としても、意識改革を行わなければ成らないでしょう。
拝金主義は、かなり浸透して居るのです・・・。





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Last updated  2014年10月27日 17時17分09秒
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