日本の排他的経済水域(EEZ)内にある日本海の好漁場・大和堆(たい)周辺で、水産庁の漁業取締船と、違法操業していた北朝鮮の大型漁船が衝突・沈没した事件が注目 されている。与野党から、漁船の乗組員を事情聴取しないまま別の北朝鮮漁船に移した対応に批判が出ているが、漁業取締船が置かれた過酷な現実を知っているのか。かつて取締船に乗船経験のある関係者が語った。
「水産庁の取締船の多くが、民間から借り上げた傭船(ようせん)だ。乗組員も民間人が多く、とても北朝鮮漁船に対応できない」
最大の問題は“武装”が前甲板にある放水銃1つしかないこと だ。
男性は「取締船に乗る 漁業監督官には捜査・逮捕権があるが、取締船の武装や武器の携行が認められていない。漁船への立入検査の際に特殊警棒を持つ人もいるが、ほとんどが丸腰だ。防具は防刃性能がある救命胴衣だけ。銃で撃たれたら即死 だ」と明かす。
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191009/dom1910090007-n2.html
北朝鮮の漁船は堂々と越境し、違法操業を繰り返す。8月には軍所属とみられる高速艇が取締船に小銃を向ける という危険な事案も発生した。
「 漁業取締船は軍艦ではないので防弾性能がない 。今後、取締船が沈められたり、けがをする危険がある」「表向きは海上保安庁や海上自衛隊と連携していることになっているが、実際には近くに全然いない。余程のことがないと連絡も取らない。船長が 『海保は、沖縄県・尖閣諸島に船を取られているので、日本海は水産庁でやるしかないんだ』 とボヤいていた」
軍傘下にある可能性が高く、武装した北朝鮮の漁船に対し、放水銃1本で対峙(たいじ)しているのが現状 だという。
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