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2021.04.17

尋常性乾癬ー私の体験記ー

テーマ：乾癬(13)

カテゴリ：尋常性乾癬

今、体の皮膚が剥がれ落ち、藁にもすがる思いでここに辿り着いた方もいるはずです。
数年前の私もそうでした。

2013年、36歳の冬。
扁桃腺の風邪を患った1か月後胸と腰の一部に少し赤みが出たのが始まりでした。
暫くして広がってきたので皮膚科に行き、告げられた病名は 「尋常性乾癬」

その後、1年かけて全身に広がり、頭にまでできて痒さと闘う毎日。
部屋は剥がれ落ちた皮膚で一杯に。
結婚もできず、子供もいないので、何の為に生きているのかさえ判らなくなっていました。
それでも毎日入る仕事に追われ、殆ど 休みなく働いていました
振り返ると、これが 最大の原因 でした。

フリーランスとして働いていたので休めば収入は減りますし、今後の仕事にも影響が出ることも承知していました。
私は取引先に説明して、1か月間で 約20日休むことにしました 。

その間に湯治へ数日行きましたが、それ以外はとにかくストレス無く過ごすため、どこへも行くことなく自宅でゆっくりと過ごしました。
それでも休みの間に治ることはなく症状は変わりませんでした。

休みが明けて以前のように働いて数日。
知り合いから 尋常性乾癬の専門医を紹介していただきました 。

そこで初めて尋常性乾癬について詳しく知る医師から説明を受けることができました。
・誰にでも発症する可能性がある
・扁桃腺の風邪から発症する場合がある
・ストレスの多い環境から悪化する
・通常、皮膚は約40日で入れ替わるのだが、尋常性乾癬は約4日
・完治する可能性は低いが上手く付き合って行く方法はある
・薬の塗り方
これまで皮膚科では、ハッキリと言ってもらえなかったことを尋常性乾癬の専門医なので、根拠に基づいて説明されたので説得力がありました。

その数日後、 嘘のような話ですが殆どの乾癬が消えていました！

根拠はありませんが私の見解では
・休みを取ったこと
・尋常性乾癬を知る医師と話ができたこと
この2つがフィジカルとメンタルに影響して治ったと考えています。

最初の発症から約8年。

今は胸に少し赤みがあるのみで、毎日、風呂上がりに ヒルドイド を塗り、赤みが強くなる週1回ほど アンテペートとプロペトの混合剤 を塗るだけです。
痒みは殆どありません。
尋常性乾癬と上手く付き合えるようになりました！

経過をまとめると（＃は薬の種類）
・2013年11月　扁桃腺の風邪
・2013年12月　胸、腰乾癬発症
・2014年1月　皮膚科初診（その後、症状にあわせて受診）
＃アンテペート
＃フェキソフェナジン

・少しずつ悪化
・2015年1月　乾癬の拡大　激しい痒み
＃マイアロンクリーム0.05% 親水ワセリン
＃アンテペートローション0.05%
＃アレロック

・少し改善

＃オキサロール

・再度悪化
・2015年6月　 1か月休職　湯治
・2015年7月　 尋常性乾癬専門医初診

・2015年7月　殆どの乾癬が治る

・2016年3月　扁桃腺の風邪
・2016年4月　腕に乾癬が現れる
　以降上半身、脚、背中と全身に広がる

＃マイアロンクリーム0.05% 親水ワセリン
・少し悪化

＃ボンアルファ
・少し改善
＃ ヒルドイドローション0.3%
＃アンテペートローション軟膏0.05%
　プロペト（50gずつの混合剤）

・2016年9月　元に戻る

・2021年現在　胸に少しの乾癬

とういう流れです。
文字にすると何てことなさそうですが、痒くてたまらなく、食用のココナッツオイルを体に塗ったりしたり眠れず泣いた夜もありました。

今、その渦中にいる方もいるでしょう。
これは私の経験で、全ての人に当てはまるとは言えませんが、 とにかく休んでください。
専門医の話を聞くのも良いかもしれません。
そしてコンビニ弁当ばかり食べずに、 添加物の少ない食べ物を食べましょう 。
次回は添加物の少ない食べ物をご紹介します。

あなたの乾癬が消えて、平穏な日々が訪れることを願っています！

私の体験記が少しでもお役に立てればと思っています。

参考までにリンクを貼っておきます。

尋常性乾癬専門医がいる医療機関
日本乾癬患者連合会　協力医療機関

湯治場
鳴子温泉協会