コーヒーパン

コーヒーパン

 過発酵対策に考えたレシピですが、もちろんどんな季節でもおいしくいただけます。ふわふわでにがみばしっていて、練乳やブルーベリージャムがとてもよく合う味です。




 <材料> 8個分

ハードブレッド専用粉 250g


てんさい糖 大さじ2


塩 4g


スキムミルク 大さじ2


バター 20g


生イースト 5g


水(冷水) 大さじ1


濃いコーヒー液 160cc



 <作り方>

①パンケースに材料をセットします。


ナショナルHBを使いました。材料を入れる順番は次の要領で。

  通常の場合


 塩、バター、砂糖、スキムミルクをケースに入れて粉を加え、コーヒー液を周りから注ぎ入れます。最後に水に溶かした生イーストを加えます。

  過発酵防止の場合


 まず生イースト、その上に塩とバターを直接まぶしつけるように置き、砂糖とスキムミルクを加えます。こねる時間が短いのでイーストが溶けやすいようにここで冷水を加えてから粉を入れ、最後に冷たいコーヒー液を注ぎ入れます。

②ピザ生地コースでこね、2倍になるまで1次発酵させます。


ピザ生地コースの1度目のこねが終わったらスイッチを切り、生種起こしコースに切り替えて発酵させます。

③8分割し、10分ほどのベンチタイムをとって丸く成形します。


少しベタつくので、手粉をつけながら手早く作業します。ベンチタイム時の濡れ布巾は省略するほうが扱いやすいと思います。ふんわりと生地がゆるんだら手のひらにはさんで優しく平らにします。ガスを抜きすぎないようにするのがコツ。丸く整えて天板に4個ずつ並べます。

④倍になるまで2次発酵させます。


成形がうまくいっていれば、2次発酵後の生地はぷりんと弾力のある丸い形に仕上がっています。ガスを抜きすぎてしまうと、あまり上方に膨らんでいない場合が多いようです。

⑤200度予熱のオーブンに入れ、180度に下げて13~15分焼きます。



 まん丸くぷっくりとした可愛い焼き上がり。焼き上がりが近づくに連れてコーヒーの香りが部屋中に立ち込め、焼き上がった形により満足感を覚えます。生地はとてもふわふわですが、強力粉だけのものよりも少しサクッとした歯応えです。


 コーヒーは濃い目にコーヒーメーカーで落とし、アイスコーヒーの要領で氷を入れたカップに注いで作りました。コーヒーはイーストの働きを邪魔するので過発酵を防ぐにはいいと思いますが、寒い季節にはもちろん発酵が遅れるのでご注意を。コーヒー液の量を水に置き換え、インスタントコーヒーの粉末を大さじ1加えても出来ます。


 環境にもよるでしょうが、この効果はなかなかのもの。去年の夏に生イーストで最短15分しか発酵にかからなかった暑い台所で、このレシピでは40分も1次発酵にかかりました。気になりがちだったイースト臭もなく、サウナのような台所でも気持に余裕が出来たものです。


 最近《通常の場合》で試しましたが、写真を撮る前に全部食べてしまいました。次の機会までお待ちくださいませ。



 ◎2003年8月13日製作

© Rakuten Group, Inc.

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