コネクタの日記

コネクタの日記

October 25, 2003
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以前の日記でもご紹介したこの本、
ようやく昨日購入、今日読むことができました
日本のデザイン界で第一線に立ちながら
「日本のデザインとは何か」を真摯に問いかけ続ける、著者の姿勢がうかがえて
思わず背筋の伸びる1冊でした

著者の原研也さんは日本デザインセンターという、
日本でも有数のデザイン研究所の代表をされている、グラフィックデザイナーです
著名な仕事では
松屋銀座、無印良品のアートディレクション、


本の中のメッセージで
私にとって強く印象に残ったのは
「グラフィックデザイナーのあるべき仕事に取り組みなさい」
というものでした

かつて大量生産品の「装飾」「合理化」のために誕生したデザインは
現在はマーケティングと並ぶ、製品の独自性を打ち出すための重要な要素として
重要性を増してきていると著者は考えています
そして、デザイナーが提案できるものは
「いきいきとした、喜びのある世界の認識」であり
この社会に対して「新しい問いを提案する」ことだと言います

こんなことを書かれると禅問答のようですが

類似のモノやサービスとは違った切り口での
価値を見つけ出し、提案する仕事であるということ。

たとえるなら300円で大袋入りのお徳用チョコレートを買うことができますが
同じ300円で1粒の高級なチョコレートを売るお店もあります
どちらが購入者にとってより幸せな「チョコレートを食べる」時間を提供し

購入者がそのチョコレートを食べるシチュエーションにも拠ると思いますが
300円の価値を持った1粒のチョコレートが存在できるのは
チョコレートでありながら大袋チョコレート一袋に並ぶ幸せの価値を持ち
大袋チョコレートとは違ったシチュエーションを提案しているからだと考えることができます
その価値創造や、あたらしいシチュエーション、新しい発見を
提案するのがデザイナーの仕事、と彼は諭してくれます

自分はデザイナーの肩書きに恥ずかしくない仕事をしているか?
折に触れ再確認できる本だと思いました

▼デザインのデザイン
http://plaza.rakuten.co.jp/aff.phtml?url=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000240056/ref%3Ded%5Fec%5Fb%5Fcs%5F13%5F2/250-7313883-7460237

▼日本デザインセンター
http://www.ndc.co.jp/





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Last updated  October 26, 2003 12:32:41 AM
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