クックの部屋

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今後の展望


今から3年前だ。

①私のバンドで100人入れてみせる、そしてこの店を儲けさせる
②3年以内にここでナンバーワンバンドになる
③10年以内にアポロシアターに出場し、優勝し、その後アメリカでレコーディングする

①はできなかった。今の所は。
②も今自分のバンドがないので無理だ。
③はまだ先の話なので今後次第。

幸い、冬眠していたものの、別の店で出させてもらえる事になった。
バックのメンバーは一流だ。経験もテクニックも申し分ない。
過去にたいした成績を残していない私を出してくれて、手助けして頂いている人たちには感謝する。
ナンバーワンバンドにならなくていいから、自分の歌がナンバーワンだと思えるようになりたい。
自己満足でもかまわない。時間がないのだ。
持っている力をすべて出せればいい。
3年前はそれが出来なかった。
でも宣言した時から正確にはまだ3年経っていないのだ。
できないはずはない。
今回出来なければ後悔するだろう。
せめて前回以上のことをしなければ。

先は長いが、また冬眠時期に入ったら何も出来なくなる。
せめて今のうちに、3年前より進化している証を見せたい。
この病気が決して無駄ではなかったと思いたい。
誰に見せるわけではないが、自分で納得したいのだ。

当時のナンバーワンバンドは今でもナンバーワンで、確実に進化している。
実力、実績、練習量ではかなわない。
私も言った以上は果たしたい。
出来るはずだ。
俺のソウルでブルースをやるのだ。
過去の自分が間違いではなかった事を証明する。
まだ先は長いが、過去の自分を解放したい。
言うだけ番長が、本当の番長になるのだ。
しょうもない現状を変えてやる。

しかし博多には偉大な先輩たちがいる。
本当のナンバーワンは恐らく、山部善次郎。
この人に一歩でも近づきたい。
越える事は出来ないだろう。
この人は本物だ。
なぜか私と共通点も多い。
いつか山善と同じステージに立ちたい。



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