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「化粧品を塗ると何となく肌がムズムズ、ヒリヒリする」「会社の同僚から、今日は顔が赤いけどどうしたの?と言われた経験がある」など、肌のトラブルって女性の誰もが経験する出来事ですね。 20 代後半の女性の 85 %以上が、肌が敏感になった経験があるという調査結果があるそうですよ。
肌が敏感になる病気と言えば、「アトピー性皮膚炎」が有名!
原因は残念ながら解明されていなくて、肌の乾燥、バリアー機能の低下、遺伝子異常によるタンパク質の欠損、ハウスダストやダニなどのアレルギー、皮膚常在菌のバランスの崩れなど、実は原因がまだ良く分かっていない病気なのです(所在が分からないという「アトポス」というギリシア語が語源とか)。肌が「かゆい」「赤くなる」「ただれる」などのひどい症状が特徴です。アトピーの場合、ステロイド(副腎皮質ホルモン)を塗る治療が行われるのが一般的ですね。
一方、アトピー性皮膚炎ほど酷くはないけれど、「いつも肌が乾燥している」「化粧品が合わない」「なんとなくかゆい」「ムズムズ・ヒリヒリする」という方、あなたは「乾燥性敏感肌」なのかもしれません!「私もそう!」と思った方も多いのでは?
私の経験から言うと、こうした症状を訴える方の多くが(測定してみると)肌の油分量が少なめなんです。もともと油分が少ない体質の方は、肌から蒸散していく水分に油分でフタをすることができません。なので常に肌が乾燥してしまいます。すると肌のバリアー機能が低下し、外界からやってくる異物(ハウスダストなどのアレルゲン)が肌の中に侵入してしやすくなってしまうのです。だから「ムズムズする」「かゆい」「ヒリヒリする」「肌が赤くなる」などの症状が出やすくなってしまうというわけ。これこそが肌の乾燥から起こる「乾燥性敏感肌」と言われるものの正体なんですね。
もう一つ、体質的に肌の油分量が正常であっても「乾燥性敏感肌」になってしまう危険があります。それが「知らず知らずのうちに肌を傷つけてしまっている」場合。洗顔後にタオルで顔をゴシゴシと擦ったり、肌を掻いたりすると、肌のバリアー機能を物理的に壊してしまうんです。すると異物などが肌の奥に入りやすくなってしまうというわけ。食べ物を良くこぼす赤ちゃんの口元をお母さんがタオルで拭いていたら、赤ちゃんの口の周りが乾燥性敏感肌になって赤くなってしまったという事例もあるくらいなんですよ~。
化粧品会社の美容部員に皮膚科専門医が良く教える「乾燥性敏感肌の見分け方」は2つあるんです。自分自身や周りの人に当てはまるかどうか良く見てみてくださいね。
① 「耳切れがある人」
耳の付け根(耳たぶの下側、顔の皮膚と接触している部分)が、皮膚が切れて赤くなっている人は要注意。生まれつき肌が弱く、肌の油分が少ない可能性があるんです。「乾燥性敏感肌」になる可能性が高くなっていると言えるでしょう。
② 「顔を良く触る人」
体質的に肌が弱かったり、肌を知らず知らずのうちに傷つけてしまっていたりすると、肌のバリアー機能が弱まり、異物に敏感になってしまって、肌がなんとなくムズかゆく知らず知らずのうちにいつも手で顔の肌を触ってしまいます。「癖なのでは?」と思いがちですが、実は「乾燥性敏感肌」である可能性が高いんです。「自分に当てはまる」「家族がそうだ」という方はご用心を。
乾燥性敏感肌の方は、とにかく肌の保湿に気をつけて、肌を傷つけないようにしましょう!洗顔はやさしく顔の肌をなでるようにして洗いましょう。ゴシゴシは厳禁。タオルもなるべく木綿のものを使用して、軽く押し当てるように水分をふき取ってくださいね。このときに絶対に擦らないこと。洗顔後はなるべく早く化粧水や美容液を塗った後に油分を含んだ乳液やクリームでフタをしてください(この時も強くこすらず優しく塗りましょう)。乳液よりもクリームの方が油分は多いので一種類だけならクリームがおすすめです。ノンオイルのジェルクリームは油分がないので止めましょう。「肌に水分を閉じ込めて、その水分が蒸発しないように油分でフタをする」と覚えておくと良いでしょう。
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