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もと、化粧品開発技術者をしていた私が断言しちゃいます。化粧品に配合されている美容成分の「王様」と言って良い存在が「プラセンタエキス」なのです。 プラセンタエキスとは、日本語で言うと「胎盤抽出液」のこと。女性が妊娠した時、お母さんからお腹の赤ちゃんに栄養や酸素を受け渡すための器官が「胎盤」という器官です。この胎盤から抽出されたのがプラセンタエキスというもの。アミノ酸、ビタミン類、ミネラル、核酸、EGF(上皮成長因子)やFGF(線維芽細胞増殖因子)などのありとあらゆる生理活性因子が含まれています。お母さんが出産した後、「後産(のちざん)」と言って、出産後に胎盤も体外へ排出されちゃいます。でも、こんな栄養豊富な胎盤を捨てちゃうのはもったいない!そこで、シカなどの草食動物は、出産後にこの胎盤を食べてしまうという行動(草食動物なのにお肉を食べちゃう!)が報告されていることからもそのすごさが分かります。 プラセンタエキスには、肌の細胞を元気にさせる(細胞賦活効果)、細胞を若返らせる(代謝促進、老化防止)、肌が黒くなる原因であるメラニン色素を外に排出させる(代謝美白)、そのメラニン色素を作るチロシナーゼ酵素を阻害する(チロシナーゼ活性阻害美白)など肌に良いことのオンパレード!これは私の予測ですが、まだ見つかっていない有効成分もあるのではないのでしょうか(そのうち、大発見があるかも!?)。それくらいプラセンタエキスは奥が深い成分なのです。 ところがです!(ここからがスゴイ)例えば、ビタミンCのように肌への効果が優れた成分には、逆に効果が高すぎて肌にあわない(かぶれてしまう)リスクが常に付きまといます。抗がん剤だって毛が抜けるなどの副作用がありますよね。一方、私は長らく化粧品に関わる仕事をして来ましたが「プラセンタエキスでかぶれた!」という人を見たことがありません。むしろ、アトピー性皮膚炎などの(きわめて肌の弱い)方にも積極的に使われているくらい無害です。これだけ効果があるのに、肌が弱いという方でも安心して使える成分であることに驚かされちゃいます(王様ですから!)。 ここまで読んで頂いて、プラセンタエキスに興味がわいた方に補足事項を2つほど。まず、化粧品に使われるプラセンタエキスは、以前はヒト由来でしたが(エイズ問題で使用禁止)、その後ウシ由来になり(狂牛病で使用禁止)、現在はブタや一部ウマのものが使われています。その効果にはさほど差がありませんのでご安心ください。ただし、植物性プラセンタ(メロンなどから抽出)と呼ばれるものはまったくの別物です(効果がないわけではないと思いますが・・・)。もうひとつ、「プラセンタエキス100%」「プラセンタエキス原液」などとうたわれた化粧品について。化粧品原料としての「プラセンタエキス」を作るには、回収してきた「胎盤」に圧力などをかけて溶媒と呼ばれる水やエタノール(一般に言うアルコールのことですね)、1,3ブチレングリコール(多価アルコール類と呼ばれる液体)などに抽出(成分を移すこと)します。ところが、化粧品原料メーカーの抽出条件(例えば高い圧力をかける高圧抽出法など)により成分の種類や濃度はまちまちです。化粧品メーカーは、これをそのまま薄めずに化粧品に用いることで「100%」「原液」などと呼んでいます。前述の通り、それらは必ずしも成分や濃度が同じというわけではありません。「この化粧品に使われているプラセンタエキスの抽出方法を教えてください」などと美容部員さんに質問して、答えられたら、その美容部員の方はとても勉強熱心かな? ↓プラセンタエキス配合の化粧品ならビューティーメイト
2021.04.13
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「化粧品を塗ると何となく肌がムズムズ、ヒリヒリする」「会社の同僚から、今日は顔が赤いけどどうしたの?と言われた経験がある」など、肌のトラブルって女性の誰もが経験する出来事ですね。20代後半の女性の85%以上が、肌が敏感になった経験があるという調査結果があるそうですよ。 肌が敏感になる病気と言えば、「アトピー性皮膚炎」が有名! 原因は残念ながら解明されていなくて、肌の乾燥、バリアー機能の低下、遺伝子異常によるタンパク質の欠損、ハウスダストやダニなどのアレルギー、皮膚常在菌のバランスの崩れなど、実は原因がまだ良く分かっていない病気なのです(所在が分からないという「アトポス」というギリシア語が語源とか)。肌が「かゆい」「赤くなる」「ただれる」などのひどい症状が特徴です。アトピーの場合、ステロイド(副腎皮質ホルモン)を塗る治療が行われるのが一般的ですね。 一方、アトピー性皮膚炎ほど酷くはないけれど、「いつも肌が乾燥している」「化粧品が合わない」「なんとなくかゆい」「ムズムズ・ヒリヒリする」という方、あなたは「乾燥性敏感肌」なのかもしれません!「私もそう!」と思った方も多いのでは? 私の経験から言うと、こうした症状を訴える方の多くが(測定してみると)肌の油分量が少なめなんです。もともと油分が少ない体質の方は、肌から蒸散していく水分に油分でフタをすることができません。なので常に肌が乾燥してしまいます。すると肌のバリアー機能が低下し、外界からやってくる異物(ハウスダストなどのアレルゲン)が肌の中に侵入してしやすくなってしまうのです。だから「ムズムズする」「かゆい」「ヒリヒリする」「肌が赤くなる」などの症状が出やすくなってしまうというわけ。これこそが肌の乾燥から起こる「乾燥性敏感肌」と言われるものの正体なんですね。 もう一つ、体質的に肌の油分量が正常であっても「乾燥性敏感肌」になってしまう危険があります。それが「知らず知らずのうちに肌を傷つけてしまっている」場合。洗顔後にタオルで顔をゴシゴシと擦ったり、肌を掻いたりすると、肌のバリアー機能を物理的に壊してしまうんです。すると異物などが肌の奥に入りやすくなってしまうというわけ。食べ物を良くこぼす赤ちゃんの口元をお母さんがタオルで拭いていたら、赤ちゃんの口の周りが乾燥性敏感肌になって赤くなってしまったという事例もあるくらいなんですよ~。 化粧品会社の美容部員に皮膚科専門医が良く教える「乾燥性敏感肌の見分け方」は2つあるんです。自分自身や周りの人に当てはまるかどうか良く見てみてくださいね。 ① 「耳切れがある人」耳の付け根(耳たぶの下側、顔の皮膚と接触している部分)が、皮膚が切れて赤くなっている人は要注意。生まれつき肌が弱く、肌の油分が少ない可能性があるんです。「乾燥性敏感肌」になる可能性が高くなっていると言えるでしょう。 ② 「顔を良く触る人」体質的に肌が弱かったり、肌を知らず知らずのうちに傷つけてしまっていたりすると、肌のバリアー機能が弱まり、異物に敏感になってしまって、肌がなんとなくムズかゆく知らず知らずのうちにいつも手で顔の肌を触ってしまいます。「癖なのでは?」と思いがちですが、実は「乾燥性敏感肌」である可能性が高いんです。「自分に当てはまる」「家族がそうだ」という方はご用心を。 乾燥性敏感肌の方は、とにかく肌の保湿に気をつけて、肌を傷つけないようにしましょう!洗顔はやさしく顔の肌をなでるようにして洗いましょう。ゴシゴシは厳禁。タオルもなるべく木綿のものを使用して、軽く押し当てるように水分をふき取ってくださいね。このときに絶対に擦らないこと。洗顔後はなるべく早く化粧水や美容液を塗った後に油分を含んだ乳液やクリームでフタをしてください(この時も強くこすらず優しく塗りましょう)。乳液よりもクリームの方が油分は多いので一種類だけならクリームがおすすめです。ノンオイルのジェルクリームは油分がないので止めましょう。「肌に水分を閉じ込めて、その水分が蒸発しないように油分でフタをする」と覚えておくと良いでしょう。 ↓乾燥性敏感肌用のコスメならこちらからDHOLIC STYLE
2021.04.10
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美白化粧品によく使われるのが「ビタミンC」。「肌が白くなる」って感じで宣伝しているもの。でも、これにかぶれる人ってけっこう多いんだよね。根本的に合わない人もいるけど、意外と知られていないのが誘導体の存在。ビタミンCって、そのままだと不安定ですぐ壊れちゃうので、いろんな分子をくっけて「誘導体」っていう形で使われることがほとんど。この誘導体って2種類に分けられるんだけど、それが水溶性か油溶性かっていう問題。かんたんに言うと、水に溶けるか、油に溶けるかの違いがあるの。水に溶けるもの アスコルビン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド リン酸アスコルビルマグネシウムなど。油に溶けるもの イソパルミチン酸アスコルビル(VC-IP)、パルミチン酸アスコルビル(エステルC)など。「L-アスコルビン酸」っていうのがビタミンCの化学名なので、上に書いたものはみんなビタミンCの誘導体。そこで、問題になるのが油に溶ける方。こっちは肌への浸透力が良く効果が高いことが特徴なんだけど(肌は油性なので)、逆に浸透力が良すぎて肌が拒絶しちゃうことが良くあるんだよね。昔、ビタミンC配合の美白化粧品が肌に合わないっていう人を何人か集めて調べたことがあるんだけど、全員、油溶性ビタミンCの方にかぶれていたことが分かったの。不安な人は、美白化粧品を購入する前に、美容部員さんに油溶性ビタミンCが入っているかどうか確認したほうが良いかもね。それに答えられないような美容部員さんならいろんな意味で買わないほうが賢明・・・。セルフ販売店なら、パッケージの裏見てね。医薬部外品でも主剤は表示義務がありますから。↓美白化粧品はこちらからI-GLOBAL韓国舘 楽天市場店
2012.03.16
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シャンプーや洗顔料に良く使われている「植物由来の洗剤使用」っていう宣伝・・・。だからマイルドですよって言わんばかり。宣伝、上手ですよね!こうした商品。パッケージの裏にある全成分表示をみると「ヤシ油脂肪酸アルキル硫酸エステルナトリウム」とか、書いてあったりするのだけど・・・。この「ヤシ油なんとか」っていうもの、簡単に言うとあの「ヤシの実」から取った油をもとに合成した洗剤(正式には、アニオン界面活性剤)っていうもの。もちろん、植物由来であることにウソはないけど・・・。でも合成して作ったんだから合成洗剤の一種。必ずしも刺激が弱いわけではないだよね。こういった洗剤は、シャンプーや洗顔料、洗濯洗剤、台所洗剤などに使われているんだけど、けっこうタンパク質を変性させちゃう(化学構造を壊しちゃう)作用が強いんだよね。例えば、手袋をしないで台所洗剤を長く使っていると手がガサガサになるでしょ。あれは肌のタンパク質がやられちゃっているわけ。アニオン界面活性剤にね!これ、分子構造により多少の差はあるものの、植物由来だろうが、石油由来だろうが持っている性質なの。もちろん、その作用の弱い構造の洗剤を選んで使ってはいるんだろうけど。逆に植物由来じゃなくても弱いものもあるし。植物由来だからイコール「安全」「マイルド」って言うのは、メーカーのイメージ戦略なわけ。本当にマイルドにこだわるなら、アニオン界面活性剤の刺激を弱める物質を配合するなどの配慮が必要だと思うな・・・。「・・・ベタイン」(両性界面活性剤)という成分や、「グリチルリチン酸2K」(消炎剤)という成分が入っているものは、かなり配慮しているかな。ご参考に・・・。↓化粧品選びはこちらからどうぞStrawberrynet - fresh beauty
2012.03.14
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洗顔料をつかっていると、なんか「かゆい」「赤ら顔になる」なんていう経験ないですか?実は、洗顔料の肌トラブルの原因の多くは、洗剤が肌に残留していることが原因なの。洗いあがりに「しっとり」した感触を出したいとき、肌への吸着性が高い洗剤を配合させるというテクがあるわけ。そうとは知らずに配合しちゃっている開発者もいるけどね。水で洗い流しても肌に洗剤が残っているから、なんかお顔の肌に一枚膜があるように感じ、しっとりスベスベになったように思えるんだけど・・・。でも、洗剤が肌に残って良いわけないから。ヘタするとかぶれちゃう。見分ける方法を伝授!使っている洗顔料で手を洗ってみて!(ちゃんと泡立ててね)。そんでもって水でよく手の洗剤を洗い流して、タオルで水気を拭き取ってね。手が乾いたことを確認したら、もう一度手のひらを水でぬらしてみて(今度は水だけ)。ここからが重要。ぬれた両手のひらを良くこすり合わせてみて(ハエになったつもりで・・・)。もし、手のひらに小さな泡が立つようなら、洗剤が肌に吸着して残っているよ。使うの止めたほうが良いかもしんない。洗顔料選びはこちらから↓ 東京コスメティック
2012.03.13
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衝撃的なニュースが飛び込んで着たので、急ぎお知らせしますね。アメリカの科学誌「ネイチャー・メディシン」に発表された内容によると、ビタミンEの過剰摂取で骨粗しょう症になる可能性があることが分かったんだって。慶応大学や東京大学の共同研究によると、ネズミを使った実験で、通常摂取量の5倍にあたるビタミンEを8週間与えたところ、骨を壊す破骨細胞が大きくなって骨を壊す働きが4割も増えたんだって。骨って、骨をつくる骨芽細胞と骨を壊す破骨細胞のバランスで維持されているだけど。破骨細胞が働きすぎると、骨を壊す働きが強くなって、骨がもろくなり、骨粗しょう症になってしまうんだよね。骨がスカスカになる感じ。厚生労働省が定める1日の食事摂取量の目安は1日7ミリグラム、許容上限は800ミリグラムなんだけど、サプリメントの中には1日の摂取量が1000ミリグラムを超えているものもあるそうで。ちょっと入れ過ぎ!思うに、サプリメントなどで、不足している栄養分を補うことは良いけど、過剰摂取は良くないんじゃないかな?過ぎたるはなんとかって・・・。ビタミンEが含まれるサプリメントの取りすぎにはくれぐれも注意してね。↓サプリメントを選ぶならお肌マルシェ
2012.03.12
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今日は、東日本大震災後、1年が経ちます。亡くなった方々のご冥福を心よりお祈り致します。さて、記念すべき初めてのブログです。各化粧品メーカーの決まり文句!「すべて植物由来成分を使っています」っていうもの。だらか「安全です!」って匂いがプンプン。化粧品研究者からみると、「フフッ」って思ってしまいます。だって植物由来の方が全然危ないだからっ・・・。化学合成した化粧品原料は純度も高く、混ざりものもなし。例えば、化粧品の全成分で「ミネラルオイル」と表記される石油由来のパラフィン油でかぶれる人なんか聞いたことないよ・・・。なぜなら不純物が入っていないから!でもラベンダーオイルでかぶれる人は、たくさんたくさんいます。だって植物から抽出しているから様々な不純物がまざっているんだもの。天然品だからしょうがないけど、未知の物質が何千種類も混じっているでしょ・・・。アレルゲンとなる物質が入っている可能性が何千倍も高くなわけ。石油でつくられたプラスチック製品でカブレる人はいないけど、山芋食べると口の周りがかゆくなるでしょう。それでも植物由来原料って安全?↓化粧品選びに困ったらマンデイムーン コスメ原料専門店
2012.03.11
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少しでも皆さんに化粧品のことを知ってもらおうといろいろなことを書いていこうと思います。どうぞよろしくです。
2012.03.11
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