くれーじーくえいる ぶろぐ

くれーじーくえいる ぶろぐ

2009.05.17
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 以前に書いたBlackBird Flyのディケイドピンクモデルの限定発売ですが、BlackBird Fly公式の 紹介サイト が立ち上がっておりました。ディケイドピンクモデルの販売価格は標準モデルより少し高い14,700円、ちょっと欲しくなります(笑)

【第17話  おばあちゃん味の道】


 一方、マユはおばあちゃんに兄が生きていたと告げるが、おばあちゃんは大して驚きもせず、ここに戻ってこないのは何か理由があるんだろうと平然と構える。
 同じ頃、ZECTではソウがカブト捕獲作戦の準備を進めていた。常にクロックアップ中のカブトを捕らえるため、ソウはクロックアップ能力を失わせるクロックダウンシステムを完成させていた・・・

 マユは困惑しつつも夏海と共に兄を捜すが、彼がいるはずのZECTの連絡先さえわからない。と、そんな二人に突如サブストワームが襲いかかってきたが、現れたカブトが蹴散らす。そこへ現れた大樹はカブトのクロックアップシステムを奪うべくディエンドに変身し、カメンライドでイクサとサイガを呼び出して無数の銃撃でクロックアップするカブトを捉えようとするが、結局追い切れず取り逃がしてしまう・・・
 なおもサブストワームに追われる夏海とマユだったが、その時、追い詰められたマユの身体から光が放たれてワームは四散、マユは何とシシーラワームに変貌していた! 自分がワームだったという事実に愕然とするマユは夏海と士の前から逃げ出すが、そんな彼女の前にソウが現れ、俺ならおまえを受け入れてやれると言って誘いかける。彼もまたフィロキセラワームの擬態であった。
 おでん屋に向かった士と夏海はおばあちゃんにマユの真実を告げようとするが、おばあちゃんはすでに知っていた様子で、「あの子は私の孫だよ。うちのおでんと同じさ、あの子の身体には隅々までうちの汁の味が染み込んでるんだよ」と毅然と言い切るのだった。

 世間にカブト捕獲作戦の開始が報じられる中、ソウはマユをカブトを誘き出すための囮に使おうとする。カブトが敵とは思えないアラタは作戦の中止を求めるがソウは耳を貸さず、アラタは他のZECT隊員に袋叩きにされてしまう。アラタは這々の体で光写真館に駆け込み、士にソウを止めてくれるよう頼む。クロックダウンシステムが起動すれば他のマスクドライダーもクロックアップを失うと気付いた士はソウの目論見を見抜き、ZECTの基地へと向かう。
 そして、ソウとZECT隊員たちが待ち構えるZECT基地にカブトが突入してきたが、起動したクロックダウンシステムによって超高速が止まり、ついにカブトは動きを止めた。すると、ZECT隊員の中に紛れ込んでいたワームサナギ体たちが本性を現して人間の隊員たちを蹴散らし、カブトもソウに蹴り倒されて変身解除する。その正体はソウそっくりの男!?
 だが、そこへ士が現れた。「おばあちゃんが言っていた・・・汁の味は目で見ただけではわからないってな。見かけに騙されるな」実はカブトこそがマユの兄・ソウジであり、彼は自分に擬態した弟切ソウことフィロキセラワームを倒そうとして、その様子を見たマユはカブトが兄を殺したと勘違いしたのだった。クロックアップの世界から戻れなくなった自分と違い、おまえはおばあちゃんの世界へ戻れると告げるソウジに対し、ワームであるマユに帰る場所などないと言い放つソウだが、士は完全と反論する。「この世に一ヶ所だけ、例え世界のすべてを敵に回しても家族の帰りを待っている場所がある。そしてこの世に一人だけ、例え世界のすべてを敵に回しても家族のために戦う男がいる・・・この男は誰にも声が届かない場所で孤独に耐えながら皆を守ってきた、誰よりも強い男だ。同じ顔をしてるが、おまえはこの男の足下にも及ばない虫ケラだ!」
 世界を我が物にせんとフィロキセラワームの本性を現したソウに対し、ソウジはマユを逃がすとカブトに変身、士もディケイドに変身してワームサナギ体を蹴散らす。フィロキセラワームはクロックアップで二人に襲いかかるが、ディケイドはアタックライド・ディケイドイリュージョンで三人に分身してワームの動きを先読みして撃退する。フィロキセラワームは羽を広げて天井を突き破って逃走するが、ディケイドは続けてファイナルフォームライドでカブトをゼクターカブトに変形させて基地の屋上へと飛び出し、上空のフィロキセラワームと対峙する。ここでクロックダウンシステムを破壊すれば、ソウジ=カブトはまたクロックアップの世界に取り残されることになるが、ソウジは天を指さしつつ「いつでも帰れる場所がある、だから離れていられるんだ」と告げる。彼の意を汲んだディケイドはファイナルアタックライド・ディケイドメテオを発動、再びゼクターカブトとなったカブトが上空のフィロキセラワームをシステムタワーもろとも叩き落とし、落ちてきたところへクロックアップしたディケイドとカブトがライダーキックを浴びせてフィロキセラワームを撃破した!
 戦いが終わり、士から何かおばあちゃんに伝えることはないかと問われたソウジは「ないな、おばあちゃんは全部わかってる」と応え、マユに微笑みかけると再びカブトとなってクロックアップの世界へと消えていった・・・
 そして夕暮れ、士たちと共に店に戻ったマユにおばあちゃんは何も言わずいつものおでんを出して微笑む。「お兄ちゃんも、いつか帰ってこれるかな?」「ソウジはいつだってここにいるよ、あたしたちが変わらない限りはね」そんな微笑み合う二人の姿を士は二眼レフに収めるのだった。

 光写真館で現像された士の写真には、マユとおばあちゃんを見守るようにオーバーラップするカブトの姿が。一方、写真館にいた大樹は"お宝"たるクロックアップシステムを手に入れられず落胆気味だったが、士はそんな彼に"大航海時代にヴァスコ・ダ・ガマが命がけで探し求めて金と同じ値段で取引された伝説のスパイス"をくれてやる。要は胡椒のことなのだが、大樹は喜んでいるようで・・・
 と、そこへ何故か口紅の色が微妙に違う二体のキバーラが出てきてどちらが本物かと言い争う。慌てて二人を宥めようとする栄次郎だが、その拍子に新たなスクリーンが下りてきた。そこには森の中に佇む太鼓の画が――――――

 一方、何処かの森の中で一人佇む鳴滝。何故か変身音叉を手にした彼は呟く。残る世界はあと一つ、そこがディケイドの死に場所になると・・・・・・
 そして、樹上には音撃棒を携えた"鬼"の姿が――――――


□□□□□□

 "カブトの世界"編の後編。当初の予想通りというか、マユの兄かと思われた弟切ソウの正体はマユの兄に擬態したワームであり、カブトこそがマユの兄・ソウジというオチでした。後でよくよく考えれば、名前の"ソウ"は"ソウジ"をもじったものでもあったんですよねぇ。ワームに対抗すべく作られた組織であるZECTがそのワームに擬態した人間に事実上乗っ取られかけていたという状況は、オリジナルのZECTが"ネイティブ"の影響下で結成された組織であることや、三島が裏でウカワームこと間宮麗奈と結託したりしていた展開を彷彿とさせます。
 そのソウジはカブトとして自分に擬態したワームを倒そうとするも果たせず、その後何らかのトラブルによってクロックアップの世界から抜け出せなくなり、それでもマユをワームの魔の手から守るために孤独な戦いを続けていたようです。しかし、てっきり変身解除して元の世界に戻るのかと思いきや、クロックダウンシステムが破壊されたことでまたカブトとして超高速の世界を彷徨い続けるという予想外の兄妹別離オチとは・・・(哀)オリジナルでは天道総司が何度もおばあちゃんの名言を語るにも関わらずその"おばあちゃん"は登場しませんでしたが、本作ではおばあちゃんが登場してソウジはいないという逆の演出になっているわけですね。
 そして、オリジナルの日下部ひよりと同様に実はシシーラワームの擬態だったマユ。彼女がワームであろうと大切な肉親として守るというソウジやおばあちゃんの姿もオリジナルを踏襲した形ですが、 ストーリー全体で見るとマユがワームである必要性はあまりないように思える のがちょっと微妙なところです。
 一方、ソウがカブト捕獲のために仕掛けた罠は、クロックアップシステムを無効化するクロックダウンシステム。ソウ=フィロキセラワームも自分が作ったクロックダウンシステムでクロックアップできなくなるというオチかと思いきや、実はすべてのマスクドライダーのクロックアップを無効化することで事実上ZECTを無力化して世界を我が物にするという恐るべき陰謀だったのでした。ワームは普通にクロックアップできるということは、あくまで人間が作った機械的なクロックアップ機能のみを封じるということなんでしょうね。
 ちなみに、今回のソウの正体はブドウネアブラムシがモチーフのフィロキセラワーム。『仮面ライダーG』で先行登場したことでお馴染みですが、『G』で先に登場させることを前提にこのモチーフになったんですかね?


 一方、ディケイドはフィロキセラワームの動きを見切ってアタックライド・ディケイドイリュージョンで分身して先回りで迎撃という戦法面の工夫で対抗しました。後者の場合、場所が狭い地下空間で相手の動きが制約されているというのもディケイドには有利に作用したと思われます。
 しかし、それなりにいいキャラだったアラタが今回はZECT隊員に袋叩きにされるだけで出番がなかったのが少々残念ではあります。

 今回はクロックアップシステムを"お宝"として狙うも結局失敗した大樹ですが、士が持ち出してきた "大航海時代にヴァスコ・ダ・ガマが探し求めた金と同じ価値の伝説のスパイス" に あっさり釣られクマー (笑)つまらなそうなフリをしつつも陰でおっしゃ!とガッツポーズしてる辺り、やっぱり彼は愛すべきアイテムバカ?(爆)話術では大樹にナマコネタでしてやられ気味だった士ですが、ようやく相手をあしらうコツを掴んできたか?(笑)





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Last updated  2009.05.20 22:44:19
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