くれーじーくえいる ぶろぐ

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2012.03.29
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 先日、川崎重工が防衛省より陸上自衛隊の新多用途ヘリコプター(UH-X)を受注したとのプレスリリースを発表しました。

*新多用途ヘリコプター(UH-X)を受注  <川崎重工業3/28付プレスリリース>
(注:Web上のプレスリリース記事のため時間経過により削除される可能性があります)

 陸上自衛隊ではベルUH-1H/JイロコイとシコルスキーUH-60Jブラックホークの2機種を多用途ヘリコプターとして運用していますが、このうちUH-1Jの後継となる新多用途ヘリの開発に昨年度から着手しています。このUH-Xについては富士重工がOH-1用エンジンを用いたUH-1系の独自双発化、川崎重工が自社製のOH-1のコンポーネントをベースとする汎用機化とそれぞれ私案を持っていたようですが、現時点では川重案に沿った形での開発となるようです。
 上のプレスリリース記事中のイメージ画を見る限りでは、UH-X川重案はUH-1風の胴体に5翅メインローター(OH-1は4翅)とOH-1のダクテッドテールローターを組み合わせた双発機になるようで、以前の防衛予算案の資料に載っていたUH-Xイメージ図に沿った形になっています。かつて米ベル社はUH-1の基本コンポーネントをベースにして攻撃ヘリであるAH-1コブラを開発しましたが、UH-X川重案はその逆パターンとなるわけですね。ベースとなるOH-1は5個対戦車ヘリコプター隊への配備のみで生産終了となりそうですが、その技術・生産基盤をUH-Xに活用することで開発リスクやライフサイクルコストの低減を図る狙いがあります。
 恐らくはUH-1系とそれほど変わらない性能になるであろうこのUH-Xを、ある程度の高コスト化は避けられない国産化で進めるのは果たして妥当か否かという疑問もありますが、一方でUH-1系と同程度であっても国産の汎用ヘリを見てみたいという期待感があるのも確かです(笑)性能如何によっては、かつて川重と独MBB(現ユーロコプター)が共同開発して成功を収めたBK117系に続く民生転用への期待も持てます。
 とりあえず、川重によるUH-X開発がどんな形になるか注視していきたいと思います。





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Last updated  2012.03.30 01:59:21
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