わたしは価値を創る

わたしは価値を創る

January 19, 2005
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カテゴリ: 書籍の紹介
■飽きっぽい、ムラがある、だらしない、アバウト、いい加減、無責任、情緒的、享楽的。。。私の欠点を並べてみた。
自虐ギャグを披露しようというわけではない。
人間は誰でもマイナスであれ、プラスであれ、特徴からは逃れることはできない。
だから、自戒の意味もこめて、自分の欠点を再確認するのである。

■色川武大に「うらおもて人生録」という本がある。
この人は、ご存知だろうが、阿佐田哲也の筆名で「麻雀放浪記」を書いた人である。
色川名で書いた純文学作品も優れたものが多い。
アウトローの経歴を活かした的確な人間考察を交えた若者向けのエッセイである。
「人生は9勝6敗を心がける」「プロはフォームが重要」「時には逆行も必要」などといった含蓄のある人生訓がでてくる。


普通なら、欠点は合格すれすれにまで矯正し、長所を伸ばすことで勝負をする…というのが一般的である。
だが、作者は、「長所は自分ではよくわからないことが多い」「弱点から入った方が自分を認識しやすい」その上で「意識して欠点を守り育て」「洗練された欠点」にしなければならないと主張する。そのためには「ハンパではない、徹底的な」欠点にしていくのだという。

■理解が難しい考え方かも知れないが、単に「逆転の発想」というのではない。
そして作者は実際に、自分の欠点を守り、その欠点があるから自分のフィールドを限定し、またその欠点をカバーするためにどうしても発達させなかればならなかった部分を魅力に変えていったというのである。
その裏には、「人生は全勝できるわけではないから、負けの部分をうまく作る」という考え方があるようだ。

■たまにこういう人生の達人の意見を聞くと、妙に感銘を受ける。
もう一つ、「重要なところではチャランポランになることが必要」とも言っている。
あんまり肩に力を入れんなよ。と言われているのである。





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Last updated  May 9, 2005 05:20:07 PM
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