わたしは価値を創る

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October 31, 2005
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カテゴリ: 書籍の紹介
覇王の夢



津本陽の文章は読みにくいのだが、それでも我慢して読めた。興味深い内容である。
といって、新説・奇説が展開されているわけではない。最近の信長研究に沿った内容である。だから安心して読める。

津本陽は前作の「下天は夢か」でも、信長が”天皇制廃止”の意向を持っていたことをにおわせていた。信長神社などという自分自身を祀らせる施設を作っていた彼のことであるから、なんでもやりそうである。今回の著作では、彼の晩年の行動から、その意図と心理をさらに詳しく描いている。

今回、強調されているのは、信長がフィリピン進出の意図を持っていたという点である。
情報分析に異常なほど熱心だった信長のことであるから、当時の日本が、ヨーロッパ諸国を凌駕する戦力を持っていたことを見抜いていたはずで、天下統一の後は、新たな領地を求めて海外進出しようとしたことは想像に難くない。また、商業の力を高く買っていたことから、中国などの農地ではなく、マニラなどの貿易の拠点を狙っていたはずだというのである。

この本では当時のアジア諸国の情勢を紹介し、実際に信長の覇権は容易いものだったと述べている。彼の野望は日本の王になるだけではなかったのである。「本能寺の変がなければ、世界の歴史は変わっていた」というわけだ。

実際にそうはならなかったわけであるから、義経ジンギスカン説と似たようなもんであると言われればそのとおりであるが、ロマンあふれる雄大な話であるなあ。





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Last updated  November 2, 2005 11:12:36 AM
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はじめまして!  
 日本の戦国時代が大好きな自称ニュータイプと申します。”信長の野望”をこよなく愛する一人でもあります。よかったら、私のBlogへいらしてください。 (November 2, 2005 06:15:32 PM)

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