わたしは価値を創る

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November 1, 2008
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カテゴリ: 書籍の紹介

日本のブルー・オーシャン戦略
ブルー・オーシャン戦略

■2005年に出た「ブルー・オーシャン戦略」の解説本です。が、著者は創始者のW・チャン・キム教授から直接指導を受けたとかで、いわゆる解釈本とは一線を画しています。解説本の決定版と言えば、変ですかね^^;

ただし、本家「ブルー・オーシャン戦略」と比べると相当分かりやすくなっています。

■この本によると、ブルー・オーシャン戦略は、「バリュー・イノベーション」「ティッピング・ポイント・リーダーシップ」「フェア・プロセス」から構成されているとのこと。

横文字ばかりで訳が分かりませんね^^;

■バリュー・イノベーションとは、新市場を切り開くための新たな顧客価値の創出を表します。

ティッピング…は、同戦略を実行する上での障害を取り除く方法論。

フェア・プロセスは、実行の方法です。

■「ブルー・オーシャン戦略」においては、「バリュー・イノベーション」が最も特徴的で魅力があります。(その他の部分は普通です…^^;)

従来の競争戦略が、市場細分化を繰り返す内に、規模を縮小させていくのに比べて、「ブルー・オーシャン戦略」は文字通り、さらに巨大な市場を切り開こうとします。



そのためのツールが「戦略キャンバス」と「バリュー・カーブ」です。ちなみに、この2つのツールは印象的で分かりやすいので、「ブルー・オーシャン戦略」そのものだと思われているふしがありますが、あくまで戦略の1ツールだということです。

簡単に言ってしまえば、顧客に役立つ部分、自社が強い部分は強化し、不要な部分は大胆にカットすることによって、差別化とコスト競争力を同時に伸ばすというものです。

■もっとも、「差別化とコスト競争力向上は同時にできない」と言ったのはあくまでポーターの考え方で、現場にいる人間は、同時にできることを経験的に知っています。

だから、この戦略の意義は、そこに理論的な裏づけを与えたということでしょうか。

言うほど、新しい戦略でもないわけですね。

■また、この本では、アイデアをビジネスモデルとして現実化する方法も述べられていますが、このあたりは脆弱です。

スライウォツキーの「プロフィットゾーン経営戦略」の方が、役に立ちます。

■まあ、我々は別に理論の整合性を問題にするわけではありません。

現実の経営に活用できるかどうかで判断しますから、小さな矛盾やほころびはどうでもいいことです^^;

その意味では、「バリュー・イノベーション」の部分は示唆に富んでおり、参考になります。

(ただし、一気に規模を狙う戦略なので、中小企業には向かない側面があります)



■私としては、自分のツールを強化するのに使わせていただきます^^

11月の現場でさっそく使いますので。





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Last updated  November 1, 2008 09:50:55 AM
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