わたしは価値を創る

わたしは価値を創る

March 1, 2009
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カテゴリ: 映画の話
■金沢は快晴。観光日和なので、道が混んでいるようでした。

でも私は映画の日につき映画を観にいきました^^

わざわざ金沢に来て映画です。これもおつなもんですな。

■「チェンジリング」は、クリント・イーストウッド監督です。アクション俳優だった昔はどこへやら。もう堂々たる監督です。

行方不明になった子供が2ヵ月後に帰ってきた。と思ったら、別人だった。それなのに、子供も警察も医者も「本人だ」と言い張る。そんな不条理劇のような導入です。

これをヒッチコックが監督すれば、母親の心理に入り込み「もしかしたら自分が間違っているのかも知れない」という正気なのか狂気なのか分からない精神状態を過剰にサスペンスフルに描くのでしょうが、イーストウッド監督は、事実関係を淡々を描いていきます。

その揺るがない視点がこの映画の重厚な味となっています。いささか盛り上がりに欠けるものの、私はこういう風格を感じさせる映画が好きです。

■(以降ネタばれです)この映画はTRUE STORYだそうです。

実は、事件は、点数稼ぎをしたい警察が子供に言い含めて、解決をでっちあげたものだったのです。



TRUE STORYでなければ、この荒唐無稽なシナリオは、企画を通らないでしょうね^^

■抗議を繰り返す母親に怒った警察は、彼女を精神病院に収容してしまいます。

とんでもない話ですな。(時代は1930年代)

ところが、警察腐敗を追及する牧師や殺人犯の出現により、母親は助け出されることになります。

後半は、幼児連続殺人事件の裁判と、警察腐敗を追及する公聴会が並行して描かれていきます。

この裁判劇もスリリングです。

■母親を演じるのは、アンジェリーナ・ジョリー。セクシーさが無用の役柄です。

私には、分厚い唇が、邪魔に思えました。これはミスキャストではないでしょうか。

子供を失った母親の悲嘆、それに子供のために戦う強さの両方を出さなければならない難しい役ですが、うまく演じているとは思えませんでした。

■でも内容の悲痛さは十分に伝わります。

連続殺人犯は、田舎の家に子供を誘拐・監禁しては殺していた異常者です。



どうやら、その中に、この子供も含まれていたらしい。

しかし昔のことなのでDNA鑑定もなく、正確には分かりません。

監禁した子供の中から2人ほど逃げ出したというので、そのうち一人かも知れないと母親は子供を捜し続けます。

■最後に、逃げ出した子供の一人が発見されます。

彼の証言により、母親の子供も一緒に逃げ出したことが分かりますが、その後どうなったのかまでは分かりません。



この宙ぶらりんな感覚は、TRUE STORYにつきものですな。

そういえば印象が「 ゾデアック 」に似ています。

■カメラテクニックをあまり使わずに、ドラマをじっくり描いていきます。

悪徳警部や、牧師や弁護士、真実の追究に着手する刑事など、それぞれがいい味を出しています。

じっくりと演技を見ることができました。

(難を言えば、犯人役の演技が少々過剰でした。抑えた方が、もう少し怖さが出たのかも)

緊張が最後まで持続する面白い映画でしたよ。

チェンジリング





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Last updated  June 10, 2014 06:49:55 AM
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