わたしは価値を創る

わたしは価値を創る

February 26, 2012
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カテゴリ: 映画の話
■面白いです。よくできたシナリオで無駄な部分が殆どない。ダレません。あっという間に観終わりました。

ご存じ「猿の惑星」の前日譚です。地球が猿に征服されるきっかけは何だったのかを描きます。

ただし、この映画に関しては、文明批判的な部分はあまりなく、純粋に面白い話となっています。

以降、ネタバレです。

■きっかけは、ある有能な科学者が開発したアルツハイマー治療薬です。試験で投与した猿が高い知能を持つようになりますが、会社側の都合で実験は中止、猿は処分されてしまいます。

心を痛めた科学者は、子猿を一匹家に連れ帰ります。それがまた高い知能を持つようになります。

しかし賢すぎる猿は人間の脅威となったために、保護施設に隔離されてしまいます。人間に育てられた賢い猿は、野生に近い猿と接するうちに、自分のアイデンティティに目覚めます。

■要するに、親の庇護のもと育てられたひ弱な少年が、突如、厳しい社会に放り出されて、荒波にもまれるうちにたくましく成長し、一人前の男になっていく物語の類型です。

ただしこの映画の場合、一人前になるとは、社会で一定の地位を得ることではなく、革命を起こして猿の世界を作ることです。



この映画の魅力は、まさに主人公である猿の成長プロセスが説得力をもって描かれていることに尽きますね。

■猿の豊かな表情や、俊敏な動きの迫力は、現在のCG技術をもってすれば何てことはないと思うので今さら驚きません。

やはり、映画の面白さは、シナリオにあるんだなあと実感いたしました。

■後味がいいのは、主人公の猿が、人格者?であること。怒りはすれど、むやみに人間を殺したりはしません。自分を育ててくれた科学者には恩義も愛着も感じています。

でも、その科学者との決別が、物語のクライマックスとなります。(神話のように、親を越えて一人前になる場面として描かれます)

この続編では、今回の主人公と、人間皆殺しを主張する過激な猿が対立するという話になるのかも知れませんね。

あるいは文明批判色を強くして、人間の愚かさを際立たせるような内容とするのか。

多分、作られるでしょうから、観てみたいものです。

猿の惑星 創世記





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Last updated  June 10, 2014 06:29:53 AM
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