わたしは価値を創る

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November 7, 2012
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カテゴリ: 映画の話
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(ネタバレ注意)

■1979年のイランのアメリカ大使館占拠事件を材にしています。

混乱の中、6名の大使館員がカナダ大使私邸に逃れます。それがよかったのか悪かったのか。。というのは、大使館にいたままなら人質ですが、逃げた6名はスパイ容疑をかけられて殺される恐れがあります。

6名が逃げたことに気付いたイラン側は、廃棄された大量の書類の中から、顔写真を探し出そうとします。

■CIAの局員が彼らを救出するために考え出した作戦が、「アルゴ」という題名のSF映画をでっち上げて、イランで撮影するふりをして彼らを連れ帰ろうというものです。

漫画のような話ですが、これが実話だということですから恐れ入ります。

もっとも政治的なメッセージが込められた映画ではないようです。

■監督主演はベン・アフレック。



この映画は、出国しようとする6名と、イラン側がそれに気づく動きとの同時進行で緊迫感を出します。

ヒッチコックばりの古典的なサスペンスだといえます。

まあ、見どころはその一点ですよ。

■実話ゆえ地味な映像に終始しますが、そこに彩を添えるのが、偽映画をでっち上げるために協力するハリウッドのプロデューサーと特殊メイクアーティストです。

嘘とハッタリで生きる彼らのお笑いシーンがなければ、この真面目一本の映画は最後のサスペンスシーンまでもたなかったかも知れない^^;

しかも、虚飾の人生を自覚するプロデューサーが、儲けにもならないこの作戦への協力に意義を感じるところが、この映画の主テーマである「無償の英雄行為」につながる仕掛けです。

■この作戦は成功しますが、アメリカは18年間もそれを秘密にします。6名のために命をかけた主人公であるCIA局員の行為は、闇に隠されてしまうわけです。

この徒労感と、それでも自分の行為を誇りに思う崇高さが、描きたかったのでしょうね。

もっとも、私には、そのあたりの人間の掘り下げが、うまいとは思えませんでしたが…





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Last updated  June 10, 2014 06:27:07 AM
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