わたしは価値を創る

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February 23, 2013
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カテゴリ: 映画の話
ゼロダークサーティ2.jpg

アルゴ 」がアカデミー賞をとったらしいですね。

確かに面白い映画でしたが、あの単純なサスペンス映画が、アカデミー賞をとるというのは意外でした。

なんだか政治的な配慮があったのではないかと勘繰りたくなってしまいます。

■その意味で、さらに政治臭が強いといわれているのが、「ゼロ・ダーク・サーティ」です。

でっちあげだとか、オバマ大統領再選のためのプロパガンダ映画だとか、いろいろ物議を醸しましたが、サスペンス映画としては間違いなく一級品です。

(ネタバレ注意)

■アメリカ軍によるオサマ・ビンラディン暗殺作戦をドキュメンタリー風に描いています。

映画の工夫は、一人の女性CIA局員を主人公にしたこと。



ところが上司は、どこにでもいる中間管理職根性丸出しで、手っ取り早く業績を上げるために、枝葉の情報ばかり採り上げます。

主人公の女性は、孤立しながらも信念を曲げず、超大物に行き当たります。

■とにかくすごいのは、アメリカの特殊部隊であるネイビー・シールズが、オサマ・ビンラディンの隠れ家を急襲するシークエンスです。

2機のステルス式アパッチ・ヘリが夜中に軍基地を飛び立つあたりから、鳥肌が立つような見事なシーンの連続です。

山岳地帯を縫うように(レーダーに引っかからないように)飛んで、屋敷の上に出ると、なんと一機が墜落してしまいます。

このシナリオは、ドキュメンタリーならではです。まさかフィクションでこの展開はかけないでしょう。

彼らがまるで赤穂浪士のように、迷路のような屋敷に侵入し、オサマ・ビンラディンを殺すまで、息をつけないほどの緊張感です。

このあたりのサスペンスは、「アルゴ」を凌ぎます。

■ただし、この映画、能天気なアメリカ礼賛に終始していません。

どちらかというと「この戦いは正しいのだろうか」という主人公の内省的な表情で締めくくられます。

それも含めて、プロパガンダが巧妙になったということなのかも知れませんが、こういうバランス感覚は好きですね。



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Last updated  June 10, 2014 06:26:09 AM
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