わたしは価値を創る

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December 3, 2014
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なぜ銭湯のおけは「ケロリン」なのか?



あれが、ケロリンおけが、クールジャパンの一つになった瞬間なのでしょうか。

日常→飽きた→古臭い→懐かしい→レトロ→クール!というプロセスで、レトロ系クールは生まれるらしい^^

今や、ケロリンおけ関連のグッズが売られているぐらい変な価値が出ているんですね。

■この場合、重要なのは、飽きるぐらい日常であることですね。

飽きた。あるいは意識しないほど普通になった。

その状態があるから「ああ、昔あったあった」という懐かしさに変わるわけですな。

その意味では、私が一押しの「パルナスの歌」は、関西圏だけのものなので、レトロ系クールと呼ぶには弱いようです。

※あのインパクトの強いCMを他地域の人は知らないというのだから!



グーグルと同じ。グーグルの祖ですな。

ただ、そんなユニークかといえば、そうでもない気がする。

もともと銭湯には、鏡などに地域の店の名前などが書かれていました。

あれは当然、鏡の値段を広告費で割り引いていたのでしょう。

それをおけにも流用したということです。

ちょうど、木桶からプラスティックに入れ替わる時期にあたっていたので、広告マンとしてはそこを見逃さなかったのでしょうね。

新たな広告媒体(あるいはメディア、販売チャネル)ができたときにいち早く押さえてしまうというのは、ビジネスの基本です。

■それよりもユニークなのが、これが全国規模の広告ビジネスであったこと。

銭湯の鏡に広告を掲載するビジネスならば、地域のスポンサーと地域の銭湯で完結するビジネスですが、こちらは全国展開したい製薬会社がスポンサーです。

知名度のないケロリンおけを全国の銭湯に売って回らなければなりません。

ビジネスのスピードが速い今なら、とてもそんなことできないでしょうが、当時はインターネットもないですから、そういう草の根営業が普通だったのでしょうね。



やる方もやる方ですが、任せる製薬会社も製薬会社ですね。

■とはいいながら、当時は高度成長期ですから、全国展開する商品が次々と現れていた時代です。

キャラバン隊を組んで、全国を順に営業して回るということがよく行われていました。

この製薬会社も、ケロリンを全国の薬局に扱ってもらう営業キャラバンのついでに、ケロリンおけを銭湯にもってまわったのでしょう。

広告会社の社長個人が営業したというよりも、製薬会社の営業キャラバンの一部として動いたのではないですかね。



よく分かりませんが、販売価格の中からマージンを得ていたのでしょうね。

たぶん薄利です。個人事業でないと、やってられないはずです。

この会社がわざわざ儲からないビジネスを作ったために、競合が現れなかったというのが実情でしょうな。

案の定というか、この個人の広告会社は破綻して、製薬会社がケロリンおけの販売を続けています。

もっとも今は広告効果よりも、文化事業のような扱いです。

■ただ、そのおかげなのかケロリンはロングセラー商品になったのですから、よかったですね。

今はもう流通ルートを確立しているでしょうから、新製品の展開にも困らないはずです。

ケロリンおけは文化としてずーと残していってほしいものです^^





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Last updated  December 7, 2014 10:50:34 PM
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