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2010.03.03
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カテゴリ: 韓国映画

原題: THIRST

監督・脚本 : パク・チャヌク

出演 : ソン・ガンホ 、 キム・オクビン 、 シン・ハギュン 、 キム・ヘスク 、 パク・イヌァン


公式サイトはこちら。



<Story>


サンヒョン神父(ソン・ガンホ)は、無力感からアフリカの研究所で“死のウィルス”の実験台に志願する。
発病し一度は死亡したサンヒョンだが、すぐに復活。
奇跡と思われたが、彼の体には異変が起き始めていた。
聴覚や嗅覚が研ぎすまされ、太陽光を嫌い、人の血を求めるように。研究所の輸血の影響でバンパイアになっていたのだ。

同じ頃、幼なじみのガンウ(シン・ハギュン)の妻テジュ(キム・オクビン)とめぐり合う。急速にひかれあった2人は、やがてガンウを殺害しようとするのだが…。

渇き - goo 映画
渇き - goo 映画




<感想>

映画感想日記のネタが溜まり放題溜まっているので、ピッチ上げます(笑)

これはヴァンパイアものということだけ予備知識で仕入れて鑑賞。
ソン・ガンホなのでぜひとも観たいと思っていました。
パク・チャヌク監督の『オールドボーイ』は観たいとは思っているんですが未見。 本作の雰囲気と比較したいので、機会があれば観たいと思います。


途中駅で電車が止まってしまったために、行くことも戻ることもできないままじーっと待っている羽目に・・・  チケットはネットで買ってあるし、やだなー困ったな~と思いながら待つこと30分遅れで出発。
少々早めに家を出たのでどうにか間に合いましたが、冒頭の数分は欠けてしまいました。 予告編があるから大丈夫でしょうと思っていたら、意外と予告編は少なく(涙
でも大体の筋は追えたと思いますので問題ないです。




全体的な感想として、久しぶりに韓国映画らしい韓国映画を観たという感じがしました。
実はヴァンパイアものはちょっと苦手なんですが、やっぱりこれも血がいっぱい出てまして(苦笑)、
血をすする音や水が滴る音などの、「液体」の音が効果音としてうまく働いていました。
(おかげさまで目をつぶる場面も多かったですが。 笑)
タイトルが『渇き』ということですので、液体はかなり出てくるんですが、血が苦手な方には本作はお勧めしないです。


この映画のタイトルは一体、何に対しての渇きなのか。
テジュの渇きは、恐らくは人生そのものに対して。 あんなダンナと義母がいたら、そりゃー気が変になりそうなのもわかる。

サンヒョン神父の渇きとは、人を助けてあげられないことに無力感に加えて、信仰の世界に身を置いたがために、欲望の中に身を置くことがなくなってしまったこと。
そんな2人が出会ってしまう。


互いの中に「渇き」があることを本能的に感じ取れる能力というのは、実際にあると思います。 この人は自分と同じ匂いがする、同じものを背負っている、そういう第六感にも似た感覚。
そこから始まっていく2人の逢瀬や情交はどこか破滅的な香りすらしてきます。
愛する人を救うために同じものを分かち合った、しかしそのとたんに相手が変貌していく。 そして自分の目的も同時に変化していってしまう。

どうにもならないところまで来てしまった2人に残された道というのも、自ずから決まっていたようにも思いますが、
そこに至るまでの互いの欲の貪り合いは迫真のものがありました。


ソン・ガンホは、『グッド・バッド・ウィアード』からはずいぶん変わったと思ったら、何と10kg減量したとのこと。 ストイックだけど破滅的な神父役にはぴったり。 ミステリアスな役って彼にはいいですよね。
そしてテジュ役のキム・オクビン。 彼女の眼差しや仕草には、アンニュイな中にも隠しきれない情欲が現れていて、それがために自身を御しがたい方向に持っていってしまうところなども、どうにも彼女がぴったりとはまっているように感じました。
あとはガンウ役のシン・ハギュン。 最初わからなかったけど、ガンウのマザコン気味な異常さが憎たらしいくらい出ていて、彼の性格俳優っぽさがよくわかる作品。
義母役の女優さんの目線も怖かったですね。 普通に見られているのが、もしかしたら一番怖いのかも。
こういう、身近な人間たちの濃密さが仇になったり、また思い切り話が飛躍していく部分も韓国映画らしいと言えばらしい作品だなと思いました。








今日の評価 : ★★★★ 4/5点

















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Last updated  2010.03.06 18:02:04
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